宴席や行事などでの締めは、結構複雑な
習わしがあるようです。

 

三本締め、一本締め、一丁締めなどそれ
ぞれに手の打ち方が違いますし、挨拶や
かけ声も少しずつ違ってきます。

 

挨拶にしても、決まり事や習わしがあり、
それに乗っ取ってやらないと「あいつ
はものを知らぬ奴だ」と言われかねません。

 

締めの時のかけ声も、言葉やタイミング
などを知らないと恥をかいてしまいます。

 

今回はそのために、挨拶とスピーチのや
り方やその例文、間違えやすいかけ声の
注意点などを紹介いたします!

一本締めの挨拶はどうする?

宴席が果てていよいよ締めという時、
締めを頼まれることがありますね。

 

締めの挨拶はその場にいる

ナンバー2の立場の人が担当

するのが習わしです。

 

幹事から「ではお願いします」の声がか
かれば、出番となります。

 

その締めの挨拶の定例としてはこのよう
な順になります。

 

  1. 簡単な自己紹介
  2. 会の趣旨に沿った挨拶
  3. 一本締めの内容の説明

立ち上がって一礼し、一歩前に出ます。

 

まず最初に自己紹介ですが、これは長く
らりすぎないよう簡略にします。

 

「ただいま、ご紹介に預かりました○○です」

程度ですね。

 

会社名や部署などを入れる場合も長すぎ
ないように注意します。

 

その後は宴席なり行事なりの内容に沿った
挨拶を、これも軽くします。

 

尚、個人的内容の事柄や、仕事のこと、
他人の批判などは一切ご法度です。

 

そして大事なのが、

一本締めと一丁締めを混同している人がいるかもしれない

ということです。

 

そのために、一本締めの手の打ち方を
説明しておきましょう。

 

「僭越ではございますが、私が音頭を
とらせていただきまして、一本締めで
締めたいと思います。

 

私が、『いよ~~おっ!』と声をかけま
すので

シャンシャンシャン

シャンシャンシャン

シャンシャンシャン

シャン

でお願いいたします。」

 

こう説明しておけば、間違う人もいなく
なるでしょう。

 

それでは一本締めのやり方です。

 

まず全員に起立をお願いします。

 

「それでは皆様お手を拝借」

と声かけをし、手を前方に開いて構えます。

 

全員が構えたら、

「いよ~~おっ!」

と音頭の後、

全員での拍手となります。

 

手締めが終わったら、

「ありがとうございました」

と唱和していただいたお礼を言い、拍手
で終了となります。

 

注意点としては、一本締めの挨拶やセリ
フは簡潔にするということです。

 

長くても1分程度にすればスマートでしょう。

 

又、掛け声は大きな声で、明瞭且つ明朗にします。

 

これがダレていては締めになりません。

 

「いよ~~おっ!」という掛け声は、

迫力をもって腹の底から出すようにします。

 

最後のシャンの後は即座に歯切れよく、
「ありがとうございました」と頭を下げます。

 

これが間を開けてしまうと、間の抜けた
感じになってしまいますよ。

 

一本締めの間違えやすい掛け声は?

一本締めや一丁締めでは掛け声はあまり
多くはありません。

 

「それでは皆様お手を拝借」

「いよ~~おっ!」

「ありがとうございました」

この3つくらいでしょうね。

 

間違えやすいのは、「いよ~~おっ!」
位でしょう。

 

この「いよ~~おっ!」は「祝おう」から転じた言葉です。

 

ですから「よーっ」とか「よっ」では
意味が通りません。

 

正式な手締めである三本締めの場合は、

「それでは皆様お手を拝借」の後は、

「いよ~~おっ!」

シャンシャンシャン

シャンシャンシャン

シャンシャンシャン

シャン

「いよ~~おっ!」

同じく拍手

「もういっちょう!」

同じく拍手

「ありがとうございました」

とかなり掛け声の回数も多くなります
ので、間違えないように注意が必要ですね。

 

掛け声ではありませんが、「おつかれさ
までした」の使い方も要注意です。

 

ここで書くまでもありませんが、この言葉は

目下の人が目上の人に向かって使う言葉ではありません。

 

手締めについてはこちらもどうぞ!

 

一本締めと一丁締めの違いは?意味ややり方を見て間違えないように!

一本締めの挨拶の例文!

一本締めの時の挨拶は、簡単明瞭で

ピシッと締まった感じのものが良いでしょう。

 

多少改まった言い回しですと、その
締まった感じが出やすいかと思います。

 

一本締めの挨拶の例文各種

それでは各種の一本締めの挨拶の例文を
挙げてみましょう。

 

一本締めの挨拶の例文 一般

「ご指名に預かりました、(部署名)
の(○○ 名前)です。

 

僭越ながら、一本締め締めにて締めくく
らさせていただきます。

 

皆様ご起立お願い申し上げます。

 

本日お集まりの皆様のご健康と、我が社
のますますの発展を祈念いたしまして、
お手を拝借いたします。」

 

「宴もたけなわではございますが、時間
の都合上、この辺でお開きとしたいと思います。

 

本日は忙しい中お集まりいただき、本当
にありがとうございました。

 

みなさんのおかげで大変素晴らしい会に

することができました。最後は一本締め

で締めくくりたいと思います。」

 

(手締めの後の挨拶)

「それでは、1年間お疲れ様でした。

 

来年もまた変わりませず、よろしく

お願いいたします。」

一本締めの挨拶の例文 忘年会

「ただいま、幹事様よりご指名に預かり、

僭越ながら一本締めの音頭を取らせてい

ただきます○○と申します。」

 

「本日、この場にいらっしゃる方々の今

年一年のご功労に心から敬意を表すと共

に、来る年のより一層のご健勝とご多幸

を願い、一本締めで忘年会を締めさせて

いただきたいと思います。」

 

「本年度は順風満帆な時ばかりではあり

ませんでしたが、ともに困難を乗り越え

結束が固まるという収穫もありました。

 

来年度の当社の巻き返しと皆さまのご健

勝、ご多幸を祈念し、一本締めで本会を

お開きとさせていただきます。」

 

一本締めの挨拶の例文 新年会

「昨年度は大変な事もありましたが、新
しい年に、皆さんの元気な顔を見ること
ができとてもうれしく思っています。

 

それでは、本年の皆さまのますますのご
健康と本社の発展を願い一本締めで、こ
の新年会をお開きとさせていただきます。」

 

「今年は干支がイノシシという事で、更
なる目標を達成すべく、猪突猛進の精神
で、邁進してまいりましょう。

 

では、わが社のますますの繁栄を祈念す
るとともに、皆様方のご健康とご多幸を
願い、一本締めで締めさせていただきます。」

 

(干支によることわざ類は、色々と多数
ありますので、ネット検索などで

バリエーションを探すのも一法ですね。)

一本締めの挨拶の例文 送別会

「この度、○〇さんが新しい道を進まれ

る事になり、メンバー一同、非常に寂し

く、名残惜しさは尽きませんが、〇さん

のご健勝と更なるご活躍を祈り、一本締

めをし、エールに代えさせていただきたいと思います。」

 

(定年退職の場合)

「○〇さん、○〇年という長きにわたり、

皆を思いやり、時に厳しくご指導いただ

いた事、一同、心より感謝しております。

 

〇さんの第二の人生のご多幸と、そして

ますますのご健勝をお祈りし、名残は尽

きませんが、一本締めにて本送別会を締

めさせていただきたいと思います。」

 

(送別会の場合は、 別れを惜しむと共に

前途に幸多からん事を贈る言葉とすれば、

相手にも気持ちが伝わりやすいでしょう。)

 

一本締めの挨拶の例文 謝恩会

「〇年間、先生方には温かいご指導を賜

り今日という日を無事迎えられたこと、

卒業生一同、心より感謝しております。

 

○〇(学校名)の更なる発展と先生方並び

に卒業生のますますのご健勝とご多幸を

願い、一本締めで、謝恩会をお開きとさせていただきます。」

 

(謝恩会の挨拶では、先生方への感謝と

出席者一同の今後の活躍を願う言葉を付

け加えると良いと思います。)

 

一本締めの挨拶の例文 歓迎会

(歓迎会の一本締めの挨拶は、 新しい仲
間を迎えた喜びと、新メンバーの活躍に
期待する趣旨の挨拶が一般的ですね。)

 

「この度、新たに○〇さんを仲間として

が社(又はチーム名など)に迎えられたこ

とを、メンバー一同大変うれしく思っております。

 

では、〇〇(社名、チーム名など)の更な

る発展と、〇さんの今後のご活躍を祈念

し、一本締めで締めとさせていただきます。」

 

「では最後に、〇さんの今後のご活躍を

祈念するとともに、皆さまのより一層の

ご健勝とご多幸を願い、一本締めを行いたいと思います。」

 

一本締めの挨拶の例文 結婚式

(結婚式に一本締めの挨拶をする場合は、

「ますます」「次々」といった重ね言葉

忌み言葉などを避けることもポイントになります。)

 

「○〇君と○〇さん、お二人の末永いご

健康とご多幸を願い、一本締めでお開き

とさせていただきたいと思います。」

 

結び

宴席や行事での手締めには、色々な作法
や習わしがあります。

 

一本締めの手の打ち方にもそれがあるの
ですが、その前後の挨拶にも作法と習わし
があります。

 

今回はその挨拶の仕方や動作、それに間
違えやすいポイント、さらには挨拶の例
文も取り上げて紹介してきました。

 

たかが手締め、されど手締め。

 

一本締めの挨拶を華麗に決めましょう!