タカアシガニというケッタイな蟹さんがいます。

 

蟹は節足動物だそうですが、このタカア
シガニは正に節足という名前そのものの
足長蟹さんなのです。

 

なにせ脚を広げると

全長3メートル!

という巨大な蟹です。

 

水深200メートルという深海に棲んでいる
ので、少し昔には取ることが困難だったのです。

 

しかし最近捕獲技術も進歩して、タカア
シガニもあちこちで売られるようになりました。

 

とはいえ、このタカアシガニを食べたこ

とのある人は、未だ少ないようですね。

 

これだけ巨大な蟹ははたしておいしいのか、心配になってきますが、一体この蟹の味はどうなのでしょうか?

 

そこで今回は、このタカアシガニの味は
どんなものかや、おいしい食べ方などを
調べてみました!

タカアシガニの味はまずいの?

このタカアシガニ、やたらでかい上にと
てつもなく足長、グロとしかいいようのない

外見をしています。

 

それだけに、味の方が心配になって来ますよね。

 

はたして味の方は大丈夫なのでしょうか?

 

タカアシガニとはどんな蟹?

 

タカアシガニは「生きた化石」とも呼ば
れている深海に棲むカニです。

 

タカアシガニの一番の特徴は、とんでも
なく長い足を持っていることです。

 

タラバガニやマツバガニと比べても、そ
の脚の長さは

比較にならないほど長いのです。

 

そのため世界最大の節足動物とされています。

 

このカニは古代からあまり変わらない姿で
生息していたため、

「生きた化石」と呼ばれるようになりました。

 

普段は水深約200m前後で暮らしているこ
とが多いため、
その捕獲には特殊な機材が必要とされています。

 

繁殖する時期になると約50mの深さまで
浮上してきますが、この時期でも捕獲
は非常に困難だそうですよす。

 

繁殖時期は春頃ですが、繁殖時期のタカ
アシガニの漁は禁止されています。

 

漁期は12月から2月頃までであり、市場に出
回るのもこの時期のものが多いようです。

 

味については諸説あり、タラバガニやズ
ワイガニ、毛ガニに比べると大味だとい
う人もいます。

ある人の話では、タカアシガニの身は今
まで食べたこともないような味だったそうです。

 

カニでありながらカニでないような味で、
あえて言えば「伊勢海老に近いような味」

とのことでした。

 

味噌をつけると更に美味しいそうで、味噌と蟹の身がよく合い、うまみがぐんと上がるとのことです。

 

しかもボリュームと弾力性があり、

脚一本で満腹する

ということでした。

 

蟹味噌は非常にうまいという人と、うま
くないという人の両極端がありますが、
このあたりは個人の好みということになりそうですね。

 

うまいという人は、

カニ酢を使わなくて良いほど生臭くなく

非常に美味しかったそうです。

 

タカアシガニはとにかく個性的な蟹です
が、特に稀少な蟹というわけではありません。

 

20年程前までは日本の固有種と考え
られていました。

 

地方によっては、

甲羅を魔除けとして使う風習があった

タカアシガニの主な産地は日本近海で、
有名なのは静岡県の駿河湾に臨む戸田港でしょう。

 

駿河湾は、湾であるにも関わらず非常に
水深が深いので、深海に住む生物には好
適な環境が整っています。

 

タカアシガニは通常は200メートル前後、
深いところでは800メートルもの深海に
生息しているため、未だに詳しい生態はわかっていません。

 

食べ物としてのタカアシガニが、あまり
知られていない理由は、時間が経つと独
特の苦味が出てくるので、扱いが難しいということからのようですね。

タカアシガニのおいしいものの選び方は?

タカアシガニの味については、賛否両論
があり、つまりは個人の好みということになるようですね。

 

おいしいタカアシガニの選び方です
が、寒い時期に購入するのがよいとされています。

 

その理由は、タカアシガニは水分が多いため、鮮度を保つ事が非常に難しい、ということです。

 

カニ類は一般に、死んでしまうと急速にその鮮度が落ちます。

 

そのカニの中でもタカアシガニは

特に鮮度が落ちやすく、

しかも味わいに与える影響が大きいのです。

 

死んでしまうとあっという間に身が縮み、
身はスカスカになってしまうそうですよ。

 

身に関しては、見た目の大きさよりも

重さに着目しましょう。

 

見た目が大きくても中身がたっぷり詰まっているとは限りません。

 

実際に手に持って重さを確認すれば確実です。

 

それではタカアシガニのおいしい食べ方
は、どんな食べ方があるのでしょうか。

 

  • 蒸しガニ
  • 焼きガニ
  • 蟹味噌
  • おじや(蟹味噌入り)
  • 天ぷら
  • 刺身
  • お寿司

タカアシガニの一番おいしい食べ方は、

蒸しガニと言われています 

タカアシガニは、もともと体内の水分が
多く、茹でると身崩れを起こしやすいのです。

 

ですので、蒸すのが一番ということのようですね。

 

ただ、自宅で蒸す場合にはタカアシガニ
は大きいため、蒸し器からはみ出すこともあります。

 

その場合は甲羅と脚を切り離して蒸して
も、味は変わりません。

 

タカアシガニは水分が多いため、煮た場
合は身がべたべたと水っぽくなりやすいです。

 

逆に焼いた場合は、水分が飛んでパサパ
サになりやい、という難しさがあります。

 

その点では

蒸すのが最もよいというわけですね。

 

タカアシガニは焼きガニでもおいしく食べられます。

 

水分が多いため殻から身が外れやすく、

食べやすいのが特徴です。

 

焼きガニで食べる場合には、足の下の面
(白い面)にさみなどで切り込みを入れ
ておくと、さらに食べやすくなります。

 

蟹味噌は時に生臭いこともありますが、
これはやはり鮮度の問題のようですね。

 

タカアシガニの蟹味噌は意外に生臭さは
少なく、クリーミーで濃厚な味と評判のおいしさです。

 

そのままでも十分おいしいのですが、

おじやに入れると絶品とのことです。

 

この他にも天ぷらや刺身、お寿司とな
んでもいけますが、一つだけ難点があります。

 

それはタカアシガニの大きさです。

 

3メートルクラスは別としても、通常サイ
ズでも他の蟹の数倍の大きさがあります
ので、普通の家庭の調理器具には入りきらないのです。

 

タカアシガニのためだけに、大きな調理
器具を買うよりは、お店で味わった方が割安かも知れませんね。

カニでおいしいものは?

蟹には随分色々な種類がありますが、
おいしそうな蟹が多いですね。

 

  • タラバガニ
  • ズワイガニ
  • ベニズワイガニ
  • オオズワイガニ(バルダイ)
  • ワタリガニ
  • ノコギリガザミ マングローブクラブ(ソフトシェル)
  • モクズガニ
  • ダンジネスクラブ
  • ストーンクラブ
  • サワガニ

蟹と言えば、なんと言ってもタラバガニです。

 

カニの王様と言われ、他の蟹の追随を許しません。

 

この『タラバ』という名前は、

タラ漁の時に一緒に獲れるから『タラ場のカニ』

ということだそうです。

 

カニの王様とは味の良さもありますが、

英語名が『Red King Crab(紅王カニ)』

という所からも来ているようですね。

 

このタラバガニ、実はカニではなく、ヤドカリの一種だそうですよ。

 

カニは足が10本ありますが、

タラバガニは8本しかない

ので、そうなるらしいですね。

 

ズワイガニもタラバガニと並んでカニとしての人気が高いカニです。

 

頭の部分(甲羅)が脚と比べて

『矮』小なため、『頭矮蟹』

という名前になったそうです。

 

ズワイガニはタラバガニと違い、日本の
近海で獲れますので、

「日本海の冬の風物詩」として知られています。

 

水揚げされた地方により、独特な呼び方
がありますので、わかりづらいこともあります。

 

福井県:越前ガニ

山陰地方:松葉ガニ

石川県:加能ガニ

北海道:北海松葉ガニ

これは皆ズワイガニなのです。

 

沢ガニは陸生のカニですが、食べる時は要注意です。

 

生食は絶対不可、寄生虫がいるものが大半です。

 

焼くか煮るかすれば寄生虫は死滅します
が、冷凍では生き残る場合が多いです。

 

沢ガニは昔の登山家は『沢ガニのがんづけ』
などというものを食べていました。

 

これは沢ガニをとってバケツなどに入れ、
上から塩をぶっかけますと、沢ガニは苦
しがってブクブクと泡をふきます。

 

そこをすりこぎでごしごしとやれば、沢ガ
ニのがん漬の完成です。

 

昔の山やは野蛮なことをしていたのですね。(笑)

 

以下はカニの選び方の一般的な例です。

 

  • 色つやのよいもの
  • 重量感のあるもの
  • 甲羅や脚が軟らかくないもの
  • 不快な臭いがしないもの

 

結び

タカアシガニは、大きなものでは脚の長
さが3メートルもあるという、巨大なカニです。

 

もっとも、脚は長さの割りには細いので、
重さはそれほどでもないようですね。

 

その味については、賛否両論がありま
すが、蟹味噌は評判がよいようです。

 

特におじやにタカアシガニの蟹味噌を入
れたものは、絶品という声が高いです。

 

食べ方では、蒸しガニが良いと言われる
のは、水分が多いので蒸すのが適してい
るかららしいですね。