宗教

サルトルの実存主義とは?わかりやすく要約や批判について紹介!

サルトルの実情主義という言葉を
知っていますか?

サルトルとは哲学者の名前なんですが
人間の実存の定義を唱えたものに
なるのですが今回はサルトルの
実存主義についてわかりやすく
紹介していこうと思います!


サルトルの実存主義とは

サルトルの実存主義
実存主義とは人間の実存のあり方
哲学の中心としておく思想になります。

簡単にいうと理想よりも現実を見る
という思想になります。
「こうなればいいのになぁ」と思う
ことよりも「現実はこうだから」と
決めてしまう思想ですので本質から
かけ離れてしまうというものになります!

そこでサルトルのいう哲学者は
自分」というのを中心において
考えていくという実存主義になります!

サルトルの実存主義は「自由」と「自分」
をとらえるもので人間の自由を
求めるという思想です。

サルトルのいう「自由」は「自分」という
個人の意識からできていくと考えられ
人間を尊重しようという考え方ですので
明るい思想になります!

サルトルの実存主義の要約

サルトルの実存主義の一つの特徴として
神様の存在」を否定しているという
所にあります。

実存が本質に先立つとは、この場合何を意味するのか。それは、人間はまず先に実存し、世界内で出会われ、世界内に不意に姿をあらわし、そのあとで定義されるものだということを意味するのである。(中略)人間はあとになってはじめて人間になるのであり、人間はみずからがつくったところのものになるのである。このように、人間の本性は存在しない。その本性を考える神が存在しないからである。

サルトルの実存主義はもちろん思想であるし
宗教ではないので神様の存在がなくても
いいのですがサルトルの実存主義の
考え方は「神様」を根拠にすべてを
考えてはいけないとして、
ある意味神様よりも人間の方を
考えましょうという特徴です!

いない神様よりも現実にいる
「人間」のほうを考えたほうが
自由だとおもうということです!

サルトルの実存主義の要約 2

サルトルの実存主義の一番肝と
言われるところですが「自己責任」と
言うのが、根底にあります。

哲学というと少し難しく考え方ですが
大まかにとらえるとサルトルの実存主義は
簡単にとらえることができます!

  • 自分に責任をとりましょう
  • 自分の行動に責任を
  • 他人に責任をなすりつけない

という人間として当たり前のことです。
人に迷惑をかけるなとかも入ってきますが
現代のネット社会へのアンチテーゼにも
なりえる思想です。

匿名で人の悪口をかいたりなどは
人の気持ちも考えてないですし
匿名にすることで責任を逃れたい
などの所になってしまいます。

サルトルの実存主義の矛盾点とは?

サルトルの実存主義の根本は自由にある
というのを紹介しましたが、
要点1と要点2で矛盾が生じてしまいます。
サルトルは自由に行動しなければいけない
といっているが人に迷惑をかけてはいけない
という矛盾点が出てきてしまいます。

人に迷惑をかけてはいけないということでは
自分の行動は制されてしまいますよね?
自分の利益を求めて他人を貶めていい
とはならないのがサルトルの実存主義です。

人間というのはすべての行動に自由を
してしまうと、社会回らなくなり
人間が絶滅してしまいます。
そのために制限をするために
現実には「法律」などがあり人間の
自由は制限されてるといわれていますが
人に迷惑をかけないように、
制限をかけてその中での自由を
唱えているのがサルトルの実存主義です。

サルトルは矛盾点を作り出したかもしれない
ですがこの矛盾は現実を考えてまた
よりよい人間社会を作るための根底
思想ということになりますね!

最後に

今回はサルトルの実存主義について
紹介してきましたが、人間の
あり方というのは案外簡単なもの
なんですよね!

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