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自衛隊で学ぶ銃剣道のルールとは?大会やコツを動画付きで紹介!!

今回は2021年の中学校の新学習指導要領の保健体育・武道の選択肢の一つに加えられたりして話題の、銃剣道についてまとめていきたいと思います。銃剣道ってあまりなじみのない武道だけどどんな武道なのコツってあるまた、大会に出るまでの道のりなど、まとめていきます


自衛隊も導入銃剣道ってどんな武道

柔剣道
そもそも他の武道、柔道や剣道、空手などに比べてあまり一般的になじみのない銃剣道。
ここでどんな武道なのかについて解説したいと思います。

銃剣道は幕末から明治期にかけて、西洋から伝わったものが発端です。
ライフルの先に小剣を取り付けてたものが「銃剣」と呼ばれていて、当時は連発することができなかったので、次の弾を装填する間に敵が接近してときに備えて、銃剣で闘うこともあったようです。
それを軍は格闘術として確立していきました。それが日本にも伝わり、やがて日本独自の白兵戦用の軍の武術として「銃剣道」として確立されました。
しかし、太平洋戦争後、アメリカによる占領により武道が全面的に禁止になったこともあり、次第に銃剣道は廃れていきました。

銃剣道って戦前の軍事教育の一環として行われていたものだったのですね。
それが今の時代になって義務教育として復活するなんてなんだか、逆行しているような気もしますね
。実際銃剣道の義務教育取り入れには賛否両論あるんだとか。
競技者の方たちは普及のきっかけになるとして、歓迎される一方、軍事国家への傾倒を心配する声も多く聞かれています。実際、自衛隊は現在も訓練の一環として

1956年に「全日本銃剣道連盟」が結成され、スポーツ競技としての復活を果たします。
剣道や長刀、などは結構知られていますが、これまでひっそりとスポーツの武道として生き残っていたのですね。

それでは競技、銃に模した木製の棒を持ち、防具をつけて闘います。
このときの防具は、剣道と全く同じものです。試合場は10m四方で区切られています。
相手の上下の胴、喉、小手、肩の5つの各部位を突くことで勝敗を決定します。
これが基本的な銃剣道のやり方ですが、
次にそれではコツはあるのかということについて調べてみました。

 

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銃剣道のコツって

銃剣道

銃剣道は先程も説明しました通り、剣道とは違い、上や横からの攻撃はありません。ヒットポイントになる、5か所を「突く」ことで勝敗が決します。それなら、ただヒットすればいいのというわけではなく、これを「正しい姿勢」で突いたときに1本になるようです。それでは正しい姿勢ってここから、基本の間合い、構え・垂れ、足さばき、それから3つの突きについて解説いたします。

基本の間合い】 相手と剣先が10cmのところで木銃を右側で交差させます。この間合いが基本になりますが、これが身につけてから間合いに変化を加えることも可能です。

構え・直れ】審判の号令とともに気をつけの姿勢から、上段・中段・下段の構えをそれぞれ取ります。試合が決した後は、再び審判の号令により「直れ」の姿勢をとります。

足さばき】試合を有利に進めるための、足の運び方です。送り足、継ぎ足、開き足、歩み足になります。これをマスターすることで、攻撃と守備がスムーズに行えます。

直突】基本の間合いから相手の上胴部を突く攻撃です。
脱突】相手の左拳を左の上方の隙に対して、相手の木銃を下から外し、上胴を一気に突く動作です。
下突】基本の間合いから、相手の左拳の下方の隙に対して、相手の木銃の下から、下胴を一気に突く動作です。

単純に突けばよいというわけではなく、間合いの姿勢や、突き方など様々あるのですね。これらの動作をしっかりとマスターすることが上達への近い道になります。

銃剣道の大会に出るには


銃剣道の競技人口は「9割が」自衛隊と言われています。それなら大会には自衛隊に入らないと出れないのそんなことはなくて、全国には全日本銃剣道連盟に登録してある、柔道やクラブがあります。小学生から大学生、そして一般の大人まで入部することが可能です。自衛隊の人たちは普段から鍛えているので、実際の試合に勝つのはなかなか厳しいと思いますが、こうしたクラブに入ることで腕を磨くことができます。クラブで練習して大会に出ると言うのが公式の試合にでる近道だと思います。小学4年生までは実践は禁止されていて、技の美しさを審判が評価して勝敗を決めます。小学校5年生以上は防具をつけての試合が可能です。大会は毎年行われている、「全日本銃剣道優勝大会」のほか、新学習指導要領の掲載されたことで、今後国体でも実施されることが決定しました。大会や試合数も増えることで今後競技人口も増えるのではないでしょうか。


こちらは銃剣道の大会の決勝戦に
なります!素晴らしい試合ですね!!

最後に

自衛隊も訓練の一環として取り入れている銃剣道が、義務教育として復活することでやや心配な声も聞かれますが、武道としてはしっかりと確立し腕を磨けば、柔道や剣道同様、心も体も鍛えられるすばらしいスポーツなんですね。コツとしての基本動作や攻撃方法もあまり一般的なものではないので、習得はやや道のりは厳しいですが、練習あるのみですね。大会の選択肢もこれからどんどん広がっていくはずなので、さらに普及率があがるのではないでしょうか以上銃剣道についてのまとめでした。

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