気になること

じゃがいもが緑色に変色するのは毒なの?食べてしまった時の対処法は?

じゃがいもを切ってみると、

いつもの黄色っぽい色とは違い、緑色の変色したじゃがいもを見たことはありませんか?

じゃがいもの芽は毒っていうけど・・

この変色は大丈夫なの?

大丈夫ではないんです!!

誰でも出くわす可能性のある緑色のじゃがいもについてまとめてみました♪


じゃがいもが緑色に変色?

参考元:https://おもしろ情報局.com/1981.html

この前カレーを作ろうと思い、じゃがいもを包丁で切ってみると、

なんか緑色っぽい・・・

まだ若いじゃがいもなのかな?と思うような色をしていたのです。

うちにはまだ幼い娘2人がいるし、少し怖いので、

このじゃがいもは捨ててしまいました。

緑色に変色したじゃがいも。一体どうしてなのでしょうか?

 

じゃがいもは光(紫外線)が当たることで光合成を起こすので、

葉緑体ができ、皮が緑色になるそうです。

 

じゃがいもが緑に変色している理由は毒?

参考元:https://matome.naver.jp/odai/2135026933590751701/2135027246591149803

農林水産省のHPを調べてみると、

じゃがいもの芽(芽とその芽の根本)や皮(光に当たって緑色になった部分)には、

天然毒素であるソラニンチャコニンが多く含まれているので、

これらの部分を十分取り除く必要があるとしています。

 

このソラニンやチャコニンは天然毒素の一種で、

じゃがいもの芽に含まれるアルカロイド系の毒と同様のものだそうです。

私が見たじゃがいもの緑色の部分は毒素だったのです。

 

このソラニンやチャコニンは、家庭菜園などで作られた未熟なじゃがいもに、

多く含まれていることがあるので注意が必要です。

じゃがいもが緑にあっているのは食べていいの?

参考元:https://macaro-ni.jp/34572

ソラニンやチャコニンは

体重50Kgあたりの人で、150mg~300mg摂取すれば死に至る可能性があるとされています。

スーパーで一般的に売られている黄色いじゃがいもは芽を取り除けば、

中毒を引き起こすほどの量は含まれていませんが、

もし緑色のじゃがいもがあったら注意する必要があります!!

 

これらの毒素をたくさん摂取してしまうと、

吐き気や嘔吐、下痢、または頭痛や眩暈などの中毒症状が現れることがあります。

 

このじゃがいも、他のじゃがいもと比べて明らかに色が違う!

と思ったら要注意!!

スーパーでジャガイモを選ぶときに、緑がかっていないか確認しましょう。

 

もし置いておいたじゃがいもが緑色に変色していたら、

緑色の部分をすべてきちんと取り除けば食べられます。

念のため包丁で深めに切り取り、緑色の部分を食べないようにしてください

表面の皮だけでなく、皮をむいて中身が黄緑色っぽくなっていても、その部分もきちんと切り取る必要があります。

 

色だけでなく、味も明らかにおかしいようです。

緑色のじゃがいもは苦いようなすっぱいような・・味がするようで、

普通のじゃがいもと比べて「変な味」がはっきりわかるようです。

なので、味に違和感があったらすぐに食べるのをやめましょう。

小さい子供や動物などにじゃがいもを食べさせる時は、

味について訴えることができないので、十分に注意が必要です。

 

緑色のじゃがいもは茹でたら毒素がなくなるんじゃないの?

と思いそうなものですが、

じゃがいも自体茹でても分解されないので、毒素量は減らないのです。

高温で上げた場合は分解され毒素の量は減りますが、

緑色の部分は必ず取り除いてから調理する必要があるようです。

じゃがいもの皮むきにも注意が必要なんです。

 

こちらの調理器具を使って確実に

皮むきをするようにしましょうね!!

もし食べてしまった時の対処法は?

参考元:https://yasavia.com/yasai/potato/

2009年

奈良県の家庭科の授業で育てて収穫したじゃがいもを調理し、食べた子供たちの53人中35人が食中毒になったことがありました。

緑色に変色したじゃがいもの毒素を大量に摂取すると、

嘔吐 下痢 腹痛 眩暈 動悸 耳鳴り

などの中毒症状があります。

重症化すると、意識障害 痙攣 呼吸困難

などが現れることだってあるのです!

もし食べてしまってこれらの症状が出たら、

すぐに病院へいきましょう。

安全に食べるためのじゃがいもの管理方法

・芽が出ていたり、皮に緑色の部分があるじゃがいもは買わないようにしましょう。

・家庭での長期間の保存を避けるため、じゃがいもはその都度必要な量を購入しましょう。

・じゃがいもは暗くて涼しい場所に保管しましょう。冷蔵庫で保存する必要はありません。

・じゃがいもに芽や緑色の部分があったら、その部分をしっかり取り除きましょう。

・できるだけじゃがいもは皮をむいて食べましょう

・未熟で小さいじゃがいもをたくさん食べないようにしましょう

・苦味を感じたら食べないようにしましょう

結び

じゃがいもの緑色に変色したものは毒素なので、
食べないように注意する必要があります。

もし大量に食べてしまい、中毒症状が出てしまったら

すぐに病院へ行ってください。

”じゃがいもの芽は食べないように”というのはよく耳にしますが、

”じゃがいもの緑色に変色したものも食べないように”と付け加えたほうがいいですね。

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