七夕まで約2か月になりましたね。

 

一年に一度、織姫と彦星が会えることを許された、ロマンチックな日です。

そんな、七夕の日と言えば、

笹の葉に、願いを込めた短冊をくくりつけ、願い事が星まで届くよう、燃やすのが伝統ですよね。

 

七夕に無くてはならない笹竹。

なぜ、七夕に笹竹が使われるようになった

ご存知ですか?

実は、笹竹は、その天に一直線に伸びる姿から、

古来より、生命力の象徴や、厄除けの力があると信じられてきました。

 

京都の竹林を見てみると、何千本という青竹が全て真っすぐ背高く折れることなく伸びている光景は壮大です。

 

古来より日本人に親しまれてきた竹ですが、実は、木でも草でもないんです。

 

イネ科に属する竹は、独特の特徴を持つことが知られています。

 

そのうちの一つが、成長スピードの異様な速さです。


竹の成長スピードはどのくらい?

どのくらい竹が成長するスピードが

速いかというと、

一日に1m以上も成長することが出来るんです。

出典元:https://zh-tw.facebook.com/manzhu168/?rf=388005764725991

記録によると、一日で120cmも伸びた竹があるんだとか。

驚きですよね。

 

竹の成長はどのくらいの期間で止まる?

竹は、毎年、地下茎の節々から芽吹き、数か月で立派な竹に成長します。

 

樹木でいう幹の部分を、竹では竹稈(ちくかん)と言います。

 

節と節の間の部分の事です。

 

この竹稈は、だいたい20cmほど成長して成長をストップします。

この竹稈の成長に要する時間は、

だいたい1か月から2か月ほど

 

竹の成長スピードが速い理由は2点あげられます。

1つ目は、複数の成長点を持つから。

出典元:http://kplant.biodiv.tw/%E7%AB%B9%E7%AF%80%E8%93%BC/%E7%AB%B9%E7%AF%80%E8%93%BC.htm

成長点というのは、その名の通り、成長を始める起点となる部分の事です。

 

多くの植物は、先端にのみ成長点を持っており、上に上に地道に成長していきます。

 

その一方、竹の場合は、先端のみならず、節々に成長点を持っています。

 

つまり、体の至る所が一斉に成長するんです。

 

この複数の成長点の存在が、竹の急成長の要因の一つなんです。

二つ目は、地下茎から栄養をもらっているから。

出典元:http://www.synapse.ne.jp/k-nishizono/take/19.html

地下茎は、竹の若芽が芽吹いてから、蓄えていた栄養分を一気にその若芽に供給します。

 

そのため、若芽はすぐにタケノコに成長し、そして2か月足らずで立派な竹へと変化を遂げるのです。

 

一気に成長した竹は、一定の高さまで成長すると、その生育をストップします。

 

竹の生育がストップすると同時に、今度は、地下茎自体が成長を始めます。

 

成長というよりも、栄養分の蓄えに伴う肥大という感じですね。

 

そうやって蓄えた栄養分を翌年の新しい竹の成長に使うことによって、効率的な生育パターンを確立しています。

 

また、地下茎からの栄養分供給は、他の光合成生物に比べていろんな利点があるんです。

出典元:http://www.eco-word.jp/html/02_sinrin/si-01.html

光合成による栄養生成は、光や酸素、水が欠かせません。

 

特に、光は重要で、植物が密集した場所だと、なかなか背丈の低い植物は生息できないんです。

 

そのため、住む場所が大幅にかぎられてしまいます。

 

その点、竹の場合は、地下茎から栄養をもらっているため、密集していたとしても、成長できるという利点があります。

ものすごく合理的なんですね!

竹の成長と他の植物の成長スピードの比較

桃栗三年柿八年ということわざがあるように、桃とクリは実をつけるのに三年はかかり、柿の場合になると、なんと八年!!

このように、樹木の成長は長ーい時間を要します。

春の風物詩であるサクラの木はどうなんでしょう。

出典元:http://ryuzo-production.com/mind/p_1610.html

サクラの木を種から育てようとすると、

小さい苗木までに成長するのに、約5年!!

立派な大木になって

人々の目を楽しませるピンク色の花をつけるようになるには、

10年以上かかるのだそう…

果てしないですよね。

その点、竹は、2か月足らずで成長しきってしまいます。

こうやって比較してみると、

竹の圧倒的な成長速度がよくわかりますよね。

成長しきった竹は、その後もその

しなやかさと強さをあわせもちながら、約20年という

一生を終えます。

驚くべき生命力と繁殖力。

 

最後に

すごいなぁ…

この言葉につきます。

古来から人々は、この竹の驚異の成長速度と

生命力に魅せられてきたんですね。

竹は、「竹取物語」など、数々のおとぎ話に

登場します。

不思議なほど一直線に天に向かって

伸び続ける姿は、今も昔も変わることなく

私たちの心をつかんで離しません。

 

ここで、マメ知識。

竹も、花を咲かせるって知ってましたか?

出典元:http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1301/spe1_02.html

サクラの花のような可愛らしい形ではないのですが、

確かに花を咲かせることが知られています。

でも、竹にとって開花というのは、

毎年のサイクルで起こるものではなく、

何十年に一回といった、信じられないほど

長い期間に一度のペースで起きる生理現象なんです。

また、この花は、子孫を増やすという目的ではない

ことからも、竹の持つ

不思議な現象の一つと言われています。

 

知れば知るほど、面白いですね、竹って。

草でも、木でもない、イネの仲間、竹。

これからも日本人の生活には欠かせない植物です。