昼間が長くなり、陽ざしにもぬくもりが感じられる2月。

街を吹く風さえ、心なしか春の兆しを感じますね。

今回は、そんな2月といえばの行事やイベント、記念日や旬の食べ物や生き物など、話のネタを纏めてみました。

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2月のイベントとは?

2月のイベントは、節分、豆まき、恵方巻きのように、節(季節)の区切りにちなんだものと、バレンタインデーや針供養のように、特に季節の区切りとは関係のないものがあります。

ここではその両方を見ていきましょう。

節分 豆まき(2月3日)

節分(せつぶん/せちぶん)は、季節の区切りの一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことをいいます。

節分とは、そもそも「節(季節)を分ける」という意味ですが、江戸時代以降は立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が大半です。

古来日本では季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると信じられていました。

その邪気を追い払うための悪霊ばらい行事の一つが、豆まきなのです。

豆には、「穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっている」という信仰があります。

さらには、語呂合わせとして『魔目(豆)』を鬼の目に投げつけて鬼を滅する『魔滅』に通じるということもあります。

鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという行事が、豆まきなのです。

室町時代に編纂された辞典には、

宇多天皇の時代(867年-931年)、鞍馬山の僧正が都を荒らす鬼の出現に際し、鬼の穴を封じて三石三升の炒り豆(大豆)で鬼の目を打ちつぶし、災厄を逃れた

という伝説が記されています。

又、宮中の記録でも、室町時代には都の公家や武家で豆まきが習わしになっていたとありますので、おおよそその頃から節分の豆まきが始まったようですね。

豆まきでは、まかれた豆を自分の年齢(数え年)の数、或いはそれより1つ多く食べると体が丈夫になり、風邪をひかないとされています。

豆をまくときのかけ声としては、おなじみの

「福は内 鬼は外」

が一般的ですが、その掛け声に合わせて「ごもっとも、ごもっとも」と相槌を打つ風習も、一部にはあるそうですよ。

又、魔除けとしては、柊鰯(ひいらぎいわし)というものがあります。

これは焼いた鰯の頭を柊の小枝に刺したもので、当時は臭いものや先の尖ったものには魔除けの効果があると信じられていたのです。

そのため、これを門口などに飾ると、魔除けとなるという、言い伝えからのものです。

針供養(2月8日)

針供養とは、折れたり曲がったりして使えなくなった針を、近くの神社に納めて供養する行事です。

女性にとって針仕事はとても大事な仕事ですので、長年使って折れたり古くなったりした針を、感謝の気持ちと共に豆腐やこんにゃくに刺し、神社に奉納したりして、裁縫の上達を願う、という行事なのです。

その由来は、中国には「社日(土地神の祭日)には針仕事を止む」という古い慣わしがあり、それが日本に伝わったとされています。

その起源は、平安時代に清和天皇によって針供養の堂が法輪寺に建立されたといわれていますので、その頃には日本に針供養の風習があったということになります。

針供養というと、比較的最近の行事のように考えていたのですが、1000年以上前からあったのですね。

こちらは法輪寺の針供養の模様です。

さっぽろ雪まつり(2月上旬)

北国の冬のイベントとして有名なさっぽろ雪まつり。

このさっぽろ雪まつりは、日本全国や海外からおよそ200万人もの観光客が訪れる、北海道で最も大規模なイベントの一つです。

又、ケベック・ウィンター・カーニバル(カナダ)、ハルビン氷祭り(中国)と並んで、

『世界三大雪まつり』

の一つなのです。

この雪祭りは、1950年に始まり70年近い歴史を誇る、札幌市民の心意気を魅せるお祭りです。

更に、名称は『雪』祭りですが、実際には氷の彫刻作品も展示され、冬の自然の総合展示となっています。

雪像の制作は、大変大がかりなもので、大通公園で使用される雪は5トントラックでおよそ6,000台分だそうです。

正月明けの1月7日頃から1月中旬にかけて、札幌市内の至る所で『雪まつり雪輸送』のプレートをつけた陸上自衛隊のトラックが、雪を山積みにして走っているのを見ることができます。

こうして運ばれた雪は、重機によって押し固められ、削るのに必要な巨大な雪のブロックが作られます。

又、製作用の足場も組まれ、まるで建築現場のような状態になるのです。

こちらは札幌市の雪祭り公式動画です。

バレンタインデー(2月14日)

バレンタインデーは、本来は殉教者に由来する日なのですが、現在はチョコレートの日と勘違いするほど、チョコレートに縁がある日となっています。

もっともこの「女性が男性にチョコレートを贈る」のは、日本独自の習慣で、欧米では親しい者が『相互に』にカードや花束、お菓子などを贈るようですね。

なんでチョコレートが出てくるかと言いますと、デパートで開かれたバレンタイン・セールで、チョコレート業者が行ったキャンペーンによるものらしいですね。

そして、今ではチョコレートといえばバレンタイン・デーの象徴のようになってしまいました。

バレンタインデーの由来ですが、ローマ帝国時代には、士気が下がるという理由で、兵士たちの結婚を禁止していたのです。

又、男女の交際の相手はくじ引きで決められていたとのことです。

ところが、キリスト教の司祭だったウァレンティヌス(バレンタイン)は、兵士達のために内緒で結婚式を行っていました。

そのため、皇帝の怒りに触れ、処刑されて殉教者となったのです。

以後、キリスト教徒にはこの日は祭日となり、恋人たちの日となったという説が一般的です。

しかし、この説には異論もあり、くじ引きでパートナーを選ぶ話は、ローマの宗教に反対するキリスト教による創作だという説もあります。

こちらはちょっと変わったバレンタインデーの動画です。

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2月といえば?

2月の歳時としては、立春や初午などが知られています。

又、関西では恵方巻きという、一言も話さないで巻き寿司まるかじりという、けったいな風習もありますね。

立春(2月4日)

立春とは二十四節気の一つですが、「春になりましたよ」という意味ではなく、「春が立つ」、つまり「これから次第に春が来ますよ」というような意味になります。

ですから、「立春なのに寒いじゃないか!」とはらを立てて入ると、春も立ちませんよ。

見出しには立春は2月4日と書きましたが、これは正確ではありません。

立春は節分の翌日ですが、節分は必ずしも2月3日ではなく、2月2日の時もあれば2月4日のこともあります。

『立春大吉』という言葉が立春には使われますが、この




は、4字とも左右対称になっています。

つまり、前後どちらから見ても、『立春大吉』と読めるのですね。

この立春大吉については、この字が鬼よけになるという、面白いエピソードがあります。

ある時、立春大吉と書かれた御札が貼ってある家に鬼が入りました。

しかし、鬼が後を振りかえると、入る時に見えていた立春大吉の文字が見えたので、鬼は

「おや、この家にはまだ入っていなかったのだな」

と勘違いして出て行ってしまった、というものです。

というわけで、立春大吉は鬼避け厄除けの言葉となりました。

こちらは京の立春の動画です。

二十四節気については、こちらの記事でどうぞ。

11月といえばの行事やイベント、記念日や花などネタの種を紹介

恵方巻き

恵方巻きとは太巻き寿司のことですが、特に『恵方』がつくと、節分の日に恵方を向いて、無言で食べると縁起が良いとされる風習のことを指します。

発祥の地は大阪らしいですが、起源についてはよくわかっていません。

花柳界が発祥という説もありますが、これも不確定です。

やや前迄は、関東では恵方巻きといわれても、なんのことやらわからん、という人が大半でした。

それが現在では東京でも恵方巻きという言葉を知らない人は、まずいないでしょう。

それは1989年頃、コンビニのセブンイレブンが、「大阪には節分に太巻き寿司を食べる風習がある」として、『丸かぶり寿司 恵方巻き』を宣伝したことにより、全国的に知られるようになりました。

この恵方巻きを食べるのにもルールがあるそうです。

たかが巻き寿司にルールとは面倒なとは思いますが、ルール通りの食べ方をしないと、ご利益がないそうで・・・(笑)

まず、恵方を向きます。

恵方とは、その年の福徳を司る歳徳神(としとくじん。年神様の別称)のいる方角です。

2018年の恵方は、南南東の少し南よりになります。

次ぎに、願いごとをしながら、無言のままひたすら食べます。

言葉を発すると運が逃げてしまうので、話してはあきまへんでぇ!

初午(2月最初の午の日)

初午とは稲荷神のお祭りで、2月の最初の午の日に行われます。

全国の稲荷神社で商売繁盛、開運、家内安全を祈願するのですが、稲荷神のお使いであるキツネの好物の油揚げや、初午団子を供えたりもします。

稲荷神社は全国に約4万社もありますが、総本社は京都市伏見区の伏見稲荷大社です。

この『稲荷』という名は、『稲生り』から来たという説もあるのです。

つまり、豊作の神さまということですね。

その発祥は、和銅4年(711年)の2月の最初の午の日に、祭神が稲荷山の三箇峰に降りたという伝説により、稲荷神を祭る祭事が行われるようになったそうです。

稲荷神社にはきつねがつきものです。

きつねは稲荷神のお使いであり、油揚げが大好物なのです。

そのため、初午の日には、油揚げや油揚げにすし飯を詰めたものを奉納しました。

これが後にいなり寿司となったわけですね。

いなり寿司の形は、東日本では米俵に擬した俵型が大半ですが、西日本ではきつねの耳に擬した三角型が主です。

初午に関しては、『しもつかれ』という北関東の郷土料理もあります。

鮭の頭と、鬼おろしでおろした大根やにんじん、油揚げ、大豆などを、酒粕と煮る煮つけ料理です。

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2月の生き物といえば?

2月の生き物として、ここでは数種取り上げてみましたが、生き物は本来何月かに関わらず、生息して活動していますので、生き物名を個別に特定するのは、中々難しいのです。

カシラダカ

カシラダカは全長15センチで、ホオジロ科の小いさな鳥です。

名前の由来は、緊張すると頭の羽を立たせて三角形に高くなるので 頭高(カシラダカ)ということらしいですね。

鳴き声は「チッ」という高い音で、つがいの時以外は数十羽の群れで生活しています。

食べ物は地上にある小さな草の種子を食べています。

カシラダカは次第に数がへり、国際自然保護連合のレッドリストでは、2016年から危急種(VU)の指定を受けています。

又、高知県でも、準絶滅危惧の指定を受けています。

アオジ

このアオジもホオジロの仲間で、全長15センチ前後と小柄な鳥です。

アオジという名前は、オスの頭部は緑がかった暗灰色なので、その色に由来するものです。

この色は、周囲の自然に溶け込み目立ちません。

一種の迷彩色のようなものですね。

アオジのエサは、地上の植物の種子や昆虫類です。

種の保全状況は、国際自然保護連合により軽度懸念の指定、神奈川県と奈良県では危急種(絶滅危惧II類)とされています。

ミソサザイ

全長が約11センチとごく小さな鳥で、日本の野鳥の中でも、最小種の一つです。

全身がこげ茶色で細かい模様が入っています。

ミソサザイの名は、『小さい鳥』の意の『さざき』が転じたという説、また溝にいるの些細な(小さな)鳥が訛ってミソサザイと呼ばれる、などの説があります。

小さな体の割には声が大きく、高音の良く響く声で「チリリリリ」とさえずるので、『渓流の歌姫』などと言われています。

ミソサザイにはこんな寓話があります。

鳥たちが、一番高くまで飛べた鳥を王としようということになりましたが、ワシは太陽まで飛び、ワシが王様だと誇りました。

しかし、ミソサザイは、自分はもっと高く昇ったというのです。

ミソサザイはワシの首にぶら下がって太陽まで昇り、ワシより高く飛び上がったのだと言います。

こうして鳥たちはミソサザイを王として認めましたとさ。

 

2月のお花といえば?

2月は冬の最中でもあり、この時期に咲く花は多くはありませんが、その中ではやはり梅が最も有名でしょうね。

2月は木の花は非常に少ないのですが、その中では梅は一人勝ち状態ですね。

梅は薔薇(ばら)科の植物ですが、学名は『Prunus mume』と言います。

このmumeは、江戸時代には梅のことを『ムメ(mume)』と発音していて、そこからきたものだそうですよ。

元々は中国原産で、奈良時代の遣隋使或いは遣唐使が中国から持ち帰ったようなのです。

梅にはこんな故事の言い伝えがあります。

村上天皇の頃のお話です、

村上天皇は在位が、天慶9年(946年)旧4月28日から 康保4年(967年)旧5月25日)にかけてですから、940年代から960年代にかけてのお話でしょう。

ある時、清涼殿前の梅が枯れてしまったのですが、良い梅の木を紀貫之(きのつらゆき)の娘、紀内侍(きのないし)の屋敷でみつけました。

そしてその家の梅を勅命で移し植えさせたのです。

ところが、その梅の木には、枝にその紀内侍が記したとおぼしき歌が結びつけられていたのです。

「勅なれば いともかしこし 鶯の 宿はと問はば いかがこたえむ」

という歌でした。

名君と言われていただけに、村上天皇はすぐこの歌の意を知り、直ちに梅の木を元の屋敷に戻したそうです。

これが『鶯宿梅(おうしゅくばい)の故事』と言われるもので、中々よい話ですね。

菜の花

菜の花は開花時期が2月から5月にかけてなので、梅と並んで2月の花の代表格ですね。

『菜っ葉の花』という意味から『菜の花』という名前になりましたが、食用としてもおひたしや和え物としてよく食べられています。

この菜の花は、ハチミツの原料として、養蜂業者の人たちは花期に従ってしだいに北上して、蜜蜂にその花蜜を集めさせるそうです。

「菜の花畑に 入り日うすれ」

で知られる唱歌にも取り上げられていますね。

「菜の花や 月は東に 日は西に」 与謝蕪村(よさぶそん)

クロッカス

クロッカスはサフランの一種ですが、花をスパイスとして用いるサフランに対し、クロッカスは観賞用としてのみ栽培されるため、春サフラン、花サフランなどと呼ばれています。

花の時期は早春2月から3月にかけてで、早春に咲く花として貴重な存在です。

花はほとんど地上数センチの所に咲き、黄色・白・薄紫・紅紫色など、花の色は様々です。

開花した花に水がかかると縮んで萎れてしまうので、水やりの際は注意が必要です。

クロッカスの花言葉は、『青春の喜び』や『切望』などです。

クロッカスは2月から3月に最盛期を迎えるため、ヨーロッパでは古くから春の訪れる告げる花として珍重されてきました。

春イコールが青春として、『青春の喜び』という花言葉がついたのです。

又、春の暖かくなる時期が待ちきれないように咲くことから、『切望』という花言葉になりました。

紫色の花には『愛の後悔』という花言葉がありますが、これはギリシャ神話のエピソードにちなんでいるのです。

美少年クロッカスは、リーズという娘と恋に落ちました。

しかし、二人の結婚は許されなかったため、二人は自ら命を断ってしまいます。

その姿を見た花の女神アフロディーテは哀れに思い、クロッカスをクロッカスの花に、リーズを朝顔に変えたというお話です。

オオイヌフグリ

オオイヌノフグリという変わった名前の花ですが、この意味は大犬の陰嚢というものです。

イヌノフグリに似ていますが、それより大きいために付けられた名前なのです。

フグリとは陰嚢のことで、イヌノフグリの果実の形が犬の陰嚢に似ていることからの命名ですが、オオイヌノフグリの果実はハート型で、フグリに似ていません。

学名は、『Veronica persica』ですが、聖書に登場する聖女ベロニカと同じであるため、信頼、忠実、清らかなどの花言葉を持つようになりました。

2月の旬の食べ物といえば?

2月の旬の食べ物といえば、やはり海の幸ということになるでしょうね。

あんこうやきんめだい、イイダコにヤリイカと、涎が垂れそうなものが勢揃いしていますよ。

あんこう

下関漁港で水揚げされたあんこう鍋のセットです。

下関はフグの名産地ですが、近年はあんこうの水揚げも日本一!

その日本海産アンコウの切り身と肝の詰め合わせです。

下関の老舗フグ問屋の商品です。

きんめだい

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