うな丼、蒲焼き・・・

 

『うなぎ』という言葉を聞いただけで、じわ~~っと唾が湧いてきてしまいますよね。

 

そんなうまいもんの代表格であるうなぎですが、最近は日本産のうなぎは高くなり、そう簡単には手が出せません。

 

そのためか、近頃では台湾産、中国産のうなぎがあちこちで出回っています。

 

これらのうなぎは、生産国によって味はどの位違うものでしょうか。

 

今回は、日本と外国のうなぎの生産地で、美味しいところはどこなのか、うなぎのおいしさを見極める方法はどんなものかを紹介します!

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うなぎの生産地で日本でおいしいところは?

うなぎはやはり日本産!

さんまはメグロ、うなぎはニッポンが定説なのです。

うなぎの元祖本家家元は、日本ですからね。

というわけで、日本のうなぎ生産地でおいしいところを、じっくりと焼き上げてたれをかけて紹介します!

愛知県西尾市一色町

知る人ぞ知るというか、定番というか、表現が難しい所ですが、愛知県西尾市一色町はうなぎ好きの人には有名ですね。

元祖ひつまぶしで有名な愛知県は、日本のうなぎ生産量では、第2位なのです。

その愛知県の

生産量の約8割が西尾市色町

で、しかも業者ではなく、町という自治体で生産されているのです。

 

市町村の自治体別の生産量では、一色町はだんとつの日本一なのです。

 

その歴史は、1959年の伊勢湾台風により始まります。

 

伊勢湾台風という未曾有の大台風によって、愛知県の農村は壊滅的な大被害を受けました。

 

この田園地帯をどう立て直すか、一色町でも大変頭を悩ましたのですが、発想を転換して田として再建することを断念し、

うなぎの養殖池として転換する

ことにしたのです。

この大冒険は見事成功!

その後一色町は全国で一二を争ううなぎの生産地となったのです。

その三河一色産うなぎの中でも、幻の最高級品と言われているのが

幻の青(アオテ)うなぎ

なんです!

鳥取・島根の山陰地方

こちらは本当に「知る人ぞ知る」の、美味うなぎの生産地なのです。

 

島根県東北部の宍道湖は、汽水湖という淡水と海水が入り混じっている湖です。

 

海水と淡水の交わる所というのは、うなぎが好む生息条件の一つです。

 

うなぎは海で産卵・孵化した後、淡水に遡ってくる『降河回遊』の魚なので、汽水湖はうなぎの生息には非常に適しているのですね。

 

山陰地方で有名なのが『地焼き』という、うなぎの蒲焼きの料理法です。

 

地焼きとは、うなぎを腹開きにし、頭・背びれ・尾びれをつけたまま、長いまま数本並べて金串を打ち、白焼きにした後で、たれをつけて焼く料理法です。

この地焼きでは、関東のように蒸すことはありません。

この料理法は出雲で始まり、その後関西で広まったそうですよ。

静岡県浜名湖

浜名湖と言えばうなぎ、うなぎと言えば浜名湖です。

 

うなぎ生産地の代名詞的存在である浜名湖は、『うなぎ発祥の地』とさえ言われています。

 

浜名湖では昔から、うなぎの子供のシラスウナギが大量にいたことや、富士山から流れて出る清冽な水により、100年以上昔からうなぎの養殖が盛んだったのです。

 

明治33年に服部倉治郎という人が、浜松の西区舞阪町に養鰻池を作り、浜名湖で体長15センチほどに育ったうなぎを捕獲し、養鰻池で育てるという、当時としては画期的な養殖方法を開発しました。

 

その後村松啓二郎という人は、卵から孵ってすぐのうなぎから育てる養殖方法を考案し、これによって生産量を大幅に増やせるようになったのです。

 

浜松市では、うなぎの資源保護のため、官民一体となって、絶滅危惧種となってしまったニホンウナギの資源回復を目指しています。

 

これが『浜名湖発親うなぎ放流事業』で、産卵期の親うなぎを食用としないでに海に戻すのです。

 

マリアナ諸島沖へ産卵に向かう親うなぎを保護して遠州灘に放流し、産卵母体を増やすことが目的なのです。

宮崎県・鹿児島県

うなぎの生産量日本一はどこなのか、ご存知でしょうか?

これは浜名湖のある静岡県ではなく、

南国鹿児島県

なのです。

国産うなきの約40%が鹿児島産と言われています。

とりわけ味の良さで有名なのが大崎町で、養殖から加工まで一貫したこだわりで質の良いうなぎを生産しています。

大崎町は大隅半島にありますが、温暖な気候とシラス台地の火山灰に含まれる、ミネラルを豊富に含んだ地下水に恵まれ、うなぎの養殖には最適なのです。

石川県

石川県はうなぎの生産量では、全国で17位ですが、

消費量は全国でトップ

なのです。

それだけうなぎ好きな人が多いということなのでしょうね。

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うなぎの生産地で外国産でおいしい国は?

外国産うなぎの生産地でおいしい所はといいますと、これが中々微妙です。

まず第一に『おいしい』という言葉の定義と意味が問題なのです。

評判が最悪の中国産うなぎでも、「ある意味ではおいしい」という人さえいるのです。

中国産や台湾産のうなぎは、国産うなぎより脂がのっているので、よりこってりした味になり、そのような味が好きな人には適しているかもしれません。

但し、味の上品さや食品としての安全性には、かなりの問題がありますが・・・

ですから、安全性を度外視すれば、中国や台湾のうなぎも十分おいしいと言えるでしょう。

また、北米やアフリカ産のうなぎは、脂ののりがわるく、極めて不評です。

ヨーロッパうなぎは生産地は中国ですが、味は国産に近く好評です。

しかし、価格的には国産より少し安い程度で、その上ワシントン条約で規制の対象になっています。

うなぎで最近話題になっているのが、

ビカーラ種

といううなぎです。

ビカーラ種はフィリピンやインドネシアに生息していて、資源的にはまだ余裕があるらしいのです。

しかも、価格的には1000円以下という安さで、2000円以上する国産うなぎの半分以下なのです。

味の方も試食したうなぎ好きの人が、国産と間違えたりする位なので、かなりのもののようですね。

問題点は、未だ養殖技術が確立されていないので、稚魚から成魚になるまでの歩留まりが悪いという点です。

国産うなぎの四分の一から三分の一程度しか、成魚まで育たないようなのです。

この養殖技術が確立されて歩留まりが改善されれば、安くておいしいうなぎとして、この先は期待出来そうですね。

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うなぎのおいしさを見極める方法は?

見ただけでうなぎのおいしさを見極めるのは、プロでも至難の業でしょう。

では、国産うなぎと中国産うなぎの見極め方はあるのでしょうか。

あるのですね、これが!

一番目は、うなぎの皮の厚さの違いです。

国産品は『皮が薄い』、中国産は『皮が厚い』という特徴があります。

二番目は、うなぎの肉の厚さと弾力の違いです。

国産は『肉が薄く弾力も少ない』、中国産は『肉が厚く、弾力が強い』というあたりが違います。

三番目は『表記』の違いです。

日本国内産は『静岡県』などの地域名が入っていますが、中国産は『国産』だけで地域名は入っていません。

これは蒲焼きなどの加工食品は、

原産地ではなく最終的に加工した場所

を表示するためなのです。

生鮮食品は、ほぼ全てが原産地表示が義務となっていますが、加工食品はそうではないのです。

つまり、看板に偽りあり、国産という表示でも実は中国産というわけですね。

こちらは、うな重の動画ですが、これは有名なグルメ系ユーチューバーのマークさんが制作したものです。

これについているコメントが中々面白いのです。

これほどクールで素晴らしい文化を持っているのは日本だけだと思う。君のビデオはそれを上手に表現してくれている。ありがとう!

うな丼のフタを開けるとそこには真珠色に輝く宝物が‥って感じだね。決めたぞ。日本に行った時、ウナギを最初に食うのはこの店だ。

うなぎは美味しいよ。今度東京に行ったら絶対この店に行ってみるつもりだ。マーク(動画制作者)が言っているんだから間違いなく美味しい店だろうよ。

マナーと文化に関して日本は今世紀、世界最高の国だ。

ここはミシュランの星付きの店だよ。

うらやましいよ。ここカナダ中部の小さな町には新鮮なシーフードがないんだよね。

観光地のレストランはどこも値段が高いもんだよ。うな丼は日本全国どこにでもある。なかにはこの尾花より美味しいところだってある。地元の人に聞いてみるといいよ。

今年の9月に日本に行く予定なんだけど、その時ここに行けたらいいな!

尾花は有名なウナギ料理店だよ。しかも高級店だ。

結び

うなぎのかば焼きは樺色の宝石という感がありますね。

値段の高さも宝石なみですが。

国産のうなぎの価格はこの数年でこれまでの2倍以上となり、その分中国産や台湾産などのうなぎがスーパーなどに出回っています。

そんなうなぎの生産地でおいしいところや、おいしさの見極め方などを、今回は見てきました。

ことしこそ、安くておいしいうなぎを腹一杯食べたいものですね。