ピラニア・・・

聞いただけでぞっとしますね。

恐ろしいですね。

怖いですね。

人間だろうと動物だろうと、見境なく襲ってきて、残るのは骨だけ・・・

人間がピラニアの群れに投げ込まれると、一瞬で白い骨だけになってしまいます。

・・・・・・

というのが、ピラニアの一般的イメージです。

しかし、調べてみるとこれはどうも誤りらしいのです。

そこで今回は、ピラニアは人間を食べるのか、襲ってくる危険性はあるのか、又襲われないための方法はあるのか、などを見てみましょう。

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ピラニアは人間を食べる?

ピラニアは人間を食べるのか?という設問であれば、答は

食べます!

です。

現在のピラニアは肉食ですから、餌があれば人間に限らず当然それを食べます。

とはいえ、現実には人間がピラニアに襲われてくわれるという事件は、南米ではほとんどありません。

 

なにかイメージと違うのですが、ではピラニアとはどんな魚なのかを、まず見てみましょう。

ピラニアとは

ピラニアとは、南米のアマゾン川などに住む淡水魚の総称で、特定の種の名称ではありません。

ピラニアは、ポルトガル語の『piranha』ですが、これは元々はインディオの言葉で『魚』を意味する『Pira』と、『歯』を意味する『Ranha』を合わせたもので、

『歯のある魚』

という意味なのです。

ピラニアは元々は草食だったのですが、1000万年前ほど前から、雑食のメガピラニア
を経て、現代の肉食のピラニアへと進化しました。

 

そのため草食系の気質が多く残っていて、非常に臆病な性質なのです。

 

特に単体での性格は極端に臆病であるため、大群で群れることを好み、自分より大きく動くものに対しては、すぐ逃げ出す傾向があります。

 

食物は他の魚や水に落ちた鳥やネズミなど、自分よりも小形の魚類や動物が主です。

 

大きさは15~60センチと種によってかなりの違いがあります。

ピラニアの群れの中に人間が入ると、即食われる?

これが問題なのですが、実際には

人間がピラニアを入れた水槽に入ると、ピラニアは襲うどころか先を争って逃げ惑う

ということです。

それがピラニア=食人魚というイメージが固定されたのかといいますと、要するにメディアの力です。

 

映画やテレビで、ピラニアのいる川や水槽に人間が投げ込まれると、あっという間に白骨にというシーンが繰り返して放映され、ピラニア=食人魚となっていったわけです。

 

勿論、それは演出であり、事実ではありません。

 

ナショナル・ジオグラフィックのフェローでネバダ大学の生物学者であるゼブ・ホーガン氏によれば、ピラニアが人に危害を加えることはほとんどないそうです。

 

しかし、もしエサがいないよどみに入り込んでいたり、お腹を空かして狭い地域に密集しているような場合は、危険なこともあるとのことです。

しかし、そういうケースは極めて稀だとホーガン氏は言っています。

ピラニアがたくさんいる川で私は何十回も泳ぎましたが、まだ一度も噛まれたことはありません。

とホーガン氏はコメントしています。

つまり、映画やテレビなどのフィクションによって広められた『人喰い魚』は誇張であるわけです。

とはいえ、襲われることが全く無いというわけではなく、ピラニアは血の臭いと水面をたたく音などには敏感で、それにより興奮するのです。

ですから、怪我や月経などの出血状態の時には、ピラニアのいる川に入るのは非常に危険です。

しかし、健康な状態であっても100%安全とは限りません。

過去にも、アルゼンチン東部を流れるパラナ川の川岸で遊泳中の人たちが、ピラニアの大群の襲われるという事故が起きています。

幸い死者は出なかったのですが、7歳の少女が小指の一部を食いちぎられたそうです。

なにせ肉食の魚ですから、何かのきっかけで急に凶暴化することもあるようなのです。

以下はピラニアの動画集です。

かなりアレな動画もありますので、閲覧注意!

こちらはナショジオの動画です。

ピラニアだらけの川に肉を放るとこうなるという動画です。

ピラニアのお食事タイム。

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ピラニアは人間を襲うの?

前項で書いたように、ピラニアが人間を襲うことはほとんどありません。

しかし、一部の報道によると、最近のピラニアは凶暴化しているという、怖いニュースもあります。

ピラニアが凶暴化している?

映画やテレビでのピラニアの凶暴さは、現実にはほとんどないと言われています。

しかし、近年はこのピラニアが人を襲うケースが増えてきているそうなのです。

この一二年、南米ではピラニアに噛みつかれる事故が例年になく多いということでした。

地元の人々もこれほど凶悪化したピラニアの行動は、これまでにはなかったと言っているのです。

 

その理由ですが、専門家の話では、夏が猛暑だったために、上昇した水温が魚の行動を活発化させたのではないかとのことでした。

 

南米のペルー・レケナのアマゾン流域で、ピラニアの犠牲となった11歳の少年の遺体が発見されました。

 

その遺体はほとんど骨だけになっていたそうなのです。

 

その他、ブラジル中部のゴイアス州カルダスのコルンバー湖では、遊泳中の観光客がピラニアに足をかまれる事故が起こったそうです。

 

その数ヵ月前にも観光客がピラニアに足の指を噛まれる事故がありました。

 

これらの事故の原因が、水温の上昇だけによるものというのには、疑問も残ります。

 

或いは環境汚染による、環境ホルモンの異常などもあるのかも知れませんね。

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ピラニアの刺身はうまい?

ピラニアは人を食った魚ですが、人に食われることもあるのです。

 

南米ではピラニアは大ご馳走だそうで、煮たり焼いたりしてよく食べるようです。

 

元々南米では、ピラニアは恐怖の対象ということはなく、ちょっと歯が鋭い魚程度のとらえられ方ですから、食べるのに抵抗感は全くないようです。

 

日本人向けのお店では、ピラニアの刺身を出すところもあるとか。

 

しかし、刺身は寄生虫が怖いですね。

 

ピラニアは小動物や昆虫など食べているので、寄生虫がいる可能性は極めて高いです。

ピラニアに襲われない方法は?

ピラニアがいる川に入ってもピラニアに襲われない方法ですが、ピラニアは血の臭いには非常に敏感で、血の臭いで興奮します。

したがって、怪我や月経などの出血状態の時には、ピラニアのいる川に入るのは避けた方が無難です。

又、水面を叩く音にも敏感に反応するので、川に入った時にはあまりバシャバシャやると危険でしょうね。

しかし、その一方で、全く動かないと死んだ餌と見て取って襲って来ることもあるそうなので、そのあたりの見極めが重要そうです。

ピラニア以外の怖いお魚

世界には、ピラニア以外の怖いお魚も結構たくさんいます。

人喰いナマズ『カンディル』

アマゾンで最も恐れられている魚は、ピラニアではなくカンディルだそうです。

小さな魚なのですが、これが怖いのはアンモニアに反応して進む習性があるので、人間の尿道や肛門に侵入し、肉を食いちぎって体内深くまで侵入するからなのです。

しかも、エラが一種の『返し』になっているので、一旦体内に入るともう抜けません。

開腹手術しかないのです。

おおこわ・・・

ボールカッター『パクー』

この魚は草食なのですが、木の実やかたつむりを食べています。

それ自体は別にかまわないのですが、

なんと人間のタマタマを木の実と間違えて囓る

というおっかないことがあるそうです。

パクーに、タマタマをパク~と囓られてはたまりませんね。

巨大魚『ムベンガ』

このムベンガはピラニアの仲間なのですが、ゴリアテタイガーフィッシュとも言われています。

ゴリアテのような虎の魚とは怖いネーミングですが、その名の通りワニをも襲うという、どう猛な魚です。

しかも大きなものでは2メートルもあるという、ばかでかさなのです。

しかし、その大きさと引きの良さから、釣り人にとっては憧れの魚の一つで、そのため現地では観光資源として大事にされているそうですよ。

 

結び

怖い魚の代名詞であるピラニアは、人食い魚として知られています。

しかし、現実にはピラニアが人を襲うことは滅多になく、人食い魚のイメージは映画やテレビによって作られた虚像なのです。

とはいえ、ピラニアが人を襲うことは皆無ではなく、特に近年はピラニアによる被害が増えているそうなのです。

その理由は不明ですが、一説には地球温暖化による水温の上昇というものがあり、他には環境汚染による環境ホルモンの異常という説もあります。

人間のしてきたことが、そのまま人間に跳ね返っているという感もありますね。