蝶が舞う姿は華麗で美しく、また儚いものですね。

 

蝶の中でも特にアゲハ蝶は、大型のものが多く、しかも色や模様も豪奢で壮麗です。

 

そんなアゲハ蝶を飼育するためには、どんな餌が良いのでしょうか?

 

アゲハ蝶はとにかく偏食児童で、特定の餌しか絶対に食べす、草ならなんでも良いというわけにはいきません。

 

サンショウがないから七味唐辛子で代用、というわけにはいかないのです。

 

好きな草がなければ、絶食して死んでしまう程の偏食ぶりなのです。

 

そこで今回は、アゲハ蝶の幼虫の食べる餌をアゲハ蝶の種類ごとに紹介し、それを売っている所も探してみました。

アゲハ蝶の幼虫の食べ物は何?

アゲハ蝶の幼虫ですが、かわいい顔をしてますね。

おっかない蛾の幼虫とは大分違います。

これなら虫が苦手の人にも大丈夫でしょう。

アゲハ蝶の幼虫は、このようなものを食べていますす。

ナミアゲハ

ナミアゲハは最も一般的なアゲハ蝶で、単に『アゲハ蝶』と言った場合には、このナミアゲハを指すことも多いのです。

その好物は、カラタチ、ミカンなどのミカン科植物です。

カラタチとは、唐橘(からたちばな)の略で、中国や朝鮮から渡来した橘の意です。

枝には大きいトゲがあり、さわると痛いですので、ご注意を!

クロアゲハ

クロアゲハは名前の通り、黒い大きな蝶で、ゆったりと飛ぶのが特徴です。

クロアゲハの好物は、カラタチ、ミカンなどのミカン科の植物です。

又、サンショウ、イヌザンショウ、カラスザンショウ、ユズ、八朔、檸檬なども好みます。

モンキアゲハ

真っ黒な翅に、後翅の白い紋がアクセントの、大きなアゲハチョウです。

飛び方はゆったりと大きく飛びますが、アゲハ蝶にはクロアゲハなどそのような飛び方をする蝶が多いようですね。

好きな食草は、サンショウ、イヌザンショウ、カラスザンショウなどです。

サンショウは、

「山椒は小粒でもピリリと辛い」

ということわざがある位、辛い実を持っています。

この辛味成分には、健胃や駆虫の薬効があるそうですよ。

うなぎの蒲焼きにはなくてはならないスパイスですね。

キアゲハ

濃い色の翅に白い斑点がある、アゲハ蝶です。

好物は、セリ、パセリ、ニンジンなどセリ科植物です。

セリのほか、ニンジン、パセリ、ミツバなどの野菜の葉も食べるため、害虫扱いされています。

アオスジアゲハ

アオスジアゲハは、黒地の翅に一本の青白い筋が入っているという、サッカーのユニフォームみたいな、かっこよい蝶です。

見た目だけでなく、実際に飛翔力が高く、高速で樹木や花のまわりを素早く飛び回ります。

アゲハ蝶のJリーガーなんですね。

食草はクスノキ、シロダモなどのクスノキ科植物を好みます。

クスノキはシナモンや樟脳などのエッセンシャルオイルを含み、芳香をもつ種が多いのです。

ナガサキアゲハ

ナガサキアゲハは黒一色(オスの場合)の大型のアゲハ蝶です。

元々は南方系の蝶ですが、最近は温暖化のためか関東や北陸の南部にまで生息するようになりました。

餌は、カラタチ、サンショウ、イヌザンショウ、カラスザンショウ、ユズ、八朔、檸檬などです。

ジャコウアゲハ

これもオスは黒一色で、幼虫成虫共に体内に食草由来のアルカロイド系毒物質をもっていて、鳥などに食べられるのを防いでいます。

幼虫はウマノスズクサ系の植物を好んで食べます。

ウマノスズクサは、糞や腐肉に似た匂いで小型のハエなどをおびき寄せて閉じ込めます。

その後雄しべが花粉を出すと、ようやく脱出できるようになり、花粉を付けたハエは花から出ていきます。

まるで食虫植物みたいですね。

カラスアゲハ

カラスアゲハは、黒地の翅の表が緑色や青色にキラキラと輝くとても美しいアゲハチョウです。

幼虫は、コクサギ、キハダ、サンショウ、イヌザンショウ、カラスザンショウなどを好んで食べます。

コクサギは、『小さな臭い木』の意であり、名前の通り、独特の臭気があります。

アゲハ蝶についてはこちらもどうぞ!

アゲハ蝶は幸運の象徴!仕事運や金運、恋愛運が上がる?

アゲハ蝶の幼虫の餌はどこで買うの?

それでは幼虫を飼育する場合に、これらの植物はどうやって入手したらよいのでしょうか。

山野で探して採取するというのは、あまり現実的ではありません。

どこに何が生えているのかは、素人にはわかりませんし、そこが他人の所有する土地であれば、採取にも制限があるでしょう。

でもご安心!

前項で書いた全ての植物ではありませんが、かなりの植物はネットで購入出来るのです。

アゲハ蝶の飼育セット

これは便利!

アゲハ蝶の幼虫とその食べ物であるアゲハ草のセット販売なのです。

商品内容は、アゲハソウ4鉢とアゲハ蝶の幼虫4匹の組合せです。

これなら始めてアゲハ蝶を飼育する人にも好適でしょう。

尚、商品の性格上、予約が必要で、納期の指定もできません。

 

アゲハソウ

アゲハチョウの餌の餌であるアゲハソウです。

上のセット販売のアゲハソウのみということですね。

アゲハソウはミカンやサンショウと同じ仲間ですが、トゲがないので、子供でも安心して取り扱うことができます。

又、成長しても60センチ程度と、あまり大きくならないため、せまい場所でも飼育ができます。

 

カラタチ

カラタチは、ナミアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハなど、多くのアゲハチョウが好む植物です。

育て方は、強い風の当たらない所で、日当たりと半日陰の中間のような場所を好みますが、丈夫な樹木の為、あまり手間はかかりません。

但し、鋭いトゲがありますので、取扱いには注意が必要です。

 

サンショウ

サンショウはミカン科サンショウ属の樹木です。

この苗は、3.5号(直径10.5cm)のポット植えです。

樹高は1~3メートルになりますので、ある程度の広さの場所が必要でしょう。

 

ミカンの木

ミカンは改めて紹介するまでもありませんが、アゲハ蝶の好物でもあります。

ここでご紹介するミカンの木は、ちゃんと実もなります。

濃い味のおいしい実だそうですよ。

アゲハ蝶の幼虫を育てた後は、おいしいミカンも食べられるなんて、一石二鳥の見本ですね!

 

結び

アゲハ蝶は蝶の中の蝶、豪奢華麗な蝶の代表です。

そのアゲハ蝶の幼虫を飼育するには、まずどんなアゲハ蝶がどんな樹木を好むのか、しっかりと確認しておかなければなりません。

なにしろ、好きな食草がなければ何も食べず餓死してしまうという、えり好みの激しい偏食の幼虫なのです。

アゲハ蝶は総じてミカン系の木を好むようですが、サンショウ系の木やカラタチをこのむ蝶もいます。

今回は、そのアゲハ蝶の種類別に好物の食草と、またどこで購入出来るかも合わせて
紹介いたしました。