地鎮祭というのは、家を建てる人には
大きな喜びでもあり、
また頭を悩ます儀礼でもあります。

 

行事そのものは建築会社に
任せても、神社や神主に対する
手配や気配りには気を抜けません。

 

それに玉串料(初穂料)は
どの位にすればよいのか、
何時渡せば良いのか、
のし袋の書き方はどのように
すればよいのかなど、
頭が痛いところですね。

 

そこで今回は、地鎮祭の玉串料の相場や
渡すタイミングは何時なのか、
そしてのし袋の書き方なども紹介して行きます。

地鎮祭の玉串料の金額の相場は?

地鎮祭とは?

地鎮祭の起源は正確なところは
不明なのです。

 

日本書紀では西暦690年の、
持統天皇の時代に藤原京造営の際、
「鎮め祭らしむ」儀式が行われていたことが記されています。

 

ですので、今から1300年以上前から
続いている行事なのです。

 

式の設営などは建設会社に任せますが、
神社への手配は建築主が行うのが通例です。

 

神社へ手配はなるべく早く、
遅くとも1ヶ月前には神社に連絡し、
日時を決めておくのが良いでしょう。

 

又、1.2週間前には神社に、
建築場所、建主、施工者、設計者の氏名、
参加人数などを伝えておきます。

 

これらは祝詞奏上で、設計者名・施工者名と
肩書きを入れて奏上するためです。

玉串料の金額の相場は?

玉串料の金額は、
建物の規模などによっても異なりますが、
通常の居宅の場合での相場は、

およそ3万円程度

というところでしょう。

 

これも判断に迷う場合は、
建築会社と相談すれば、
おおよその見当は教えて貰えると思いますよ。

 

それともう一つ、神主さんには
『お車代』が必要な場合があります。

 

これは神社関係の方が
車でくる場合に必要で、
玉串料とは別に、

数千円から1万円程度

をのし袋に入れて用意しておきましょう。

地鎮祭の玉串料ののし袋の書き方は?

続いて、地鎮祭の玉串料の
のし袋の書き方をご紹介いたします。

 

のし袋の種類

まずのし袋の種類ですが、
水引と呼ばれる飾り紐の結び方によって、

蝶結びと結び切り

の2種があります。

 

更に紐の色によっても用途が異なります。

 

蝶結び

紅白の蝶結びは祝い事全般に使います。

 

また、金銀の蝶結びは、
神事で祈祷やお祓いなどを受ける場合に使います。

 

結び切り

紅白の結び切りは、
一度『きり』にしたい場合の結び方です。

 

紅白の紐が10本は、婚礼用です。

 

金銀の結び切りは、婚礼や長寿祝いなど、
人生で一度きりの慶事で使用します。

 

白黒の結び切りは、弔事や仏事全般用です。

 

玉串料ののし袋の書き方

のし袋は表書きと中書きの2つで構成されています。

 

表書きは水引が結ばれている袋のことです。

 

中書きは表が霧中に入れる、
無地の白い封筒です。

 

尚、文字を書くには
正式には毛筆を使いますが、
現在では毛筆がある家は少ないでしょう。

 

その場合は、筆ペンなどでもOKですが、
シャーペンやボールペンでは非礼になります。

表書きの書き方

水引の上半分には『玉串料』と書きます。

 

水引の下半分には氏名を書きます。

 

中書きの書き方

中書きは無地の白い封筒を使います。

 

表面には漢字で金額を書くのですが、
これは旧字を使います。

 

裏には住所氏名を書きます。

 

のし袋に書く漢字一覧

1→壱

2→弐

3→参

4→四

5→伍

6→六

7→七

8→八

9→九

10→拾

100→百

1000→仟または阡

10000→萬

円→圓

玉串料のお札の入れ方

玉串料のお札の入れ方は、
表から見て肖像が見える方向にいれます。

 

この時、紙幣はなるべく新札をいれた方が、印象は断然よいですね。

 

外包の裏の折り方

折り方は、地鎮祭のような慶事には、
上を先に折り、下を最後におります。

 

地鎮祭の玉串料を渡すタイミングは?

では、作った玉串料をいれたのし袋は、
いつどんなタイミングで、
神主さんに渡したらよいのでしょうか。

 

これは

地鎮祭の当日、式の前に渡しておくのが無難

でしょう。

 

又、お車代は
地鎮祭の祈祷が終わった時に渡しますが
式の前に玉串料を渡す時に同時に渡してもかまいません。

 

もっとも、最近は大半の儀式で
式次第は簡略化されつつあり、最後に渡す人もかなりいるようですね。

 

結び

家を建てる時の最初の、
そして最大の神事である地鎮祭は、
建て主にとってとても緊張するものです。

 

建築関係者ならともかく、
普通の人には一生に一度の
大事業ですから、緊張するのも当然ですよね。

 

そこで今回は、
玉串料の相場は幾らなのか、
玉串料を入れるのし袋の書き方は
どう書くのか、玉串料はいつ渡せば良いのか、
などなどを紹介してきました。

 

なにごとによらずこのような儀式には
慣例というものがありますが、
最近は万事簡略化されてきているので、
あまり神経質になることもないと思いますよ。