北海道や東北などの寒冷地では、水道菅
の凍結が問題になりますね。

 

しかし、実は寒冷地より東京や大阪のよ
うな大都市の方が、水道菅の凍結は話題
になっています。

その理由は、寒冷地では冬場は常に凍結
の予防と対策を心がけていますが、大都
市では水が凍るような気候は少ないのです。

 

そのため、凍結の手当はなにもしていない
家庭が大半です。

 

そしてある日突然寒くなり、水道菅の凍
結で大慌て、というパターンですね。

 

凍結は水道菅や冷蔵庫だけではなく、
洗濯機にも起こるのです。

 

特に、家の外に設置された洗濯機には、
凍結の可能性は高いのです。

 

そこで今回は、洗濯機の凍結予防や、
凍結した時の対策などを見てみましょう。

洗濯機が凍結するとどうなる?

洗濯機の凍結という問題は、洗濯機の
メーカーではほとんど念頭にないようですね。

 

取説などを見ても、凍結対策や予防法は、
なにも書いてない場合がほとんどです。

 

又、寒冷地仕様のエアコンや給湯器など
はよく知られています。

 

しかし、寒冷地仕様の洗濯機というのは、
聞いた事がありません。

 

実際、給湯器やエアコンの凍結はよく
聞きますが、
洗濯機の凍結というのは、あまり耳にしません。

 

しかし、水を使う器具であれば、どのよ
うなものであれ、凍結の恐れは常にあります。

 

ただ、ドラム式の乾燥機能付きでない、
通常の洗濯機は比較的構造が単純です。

 

そのため、単なる水抜きだけすれば、
凍結の恐れはめったにないそうなのです。

 

ここで、洗濯機の種類を簡単に説明しましょう。

 

縦型洗濯機

昔からある普通の洗濯機です。

 

パルセーターという羽根を回転させて
「もみ洗い」をする洗濯機です。

 

この記事で「通常の」などと書いている
場合は、この縦型洗濯機を指しています。

 

価格はドラム式洗濯機よりかなり安く
定されています。

 

乾燥機能はついていないものが多いの
ですが、ついている場合は熱風を吹き
込むタイプが多いようですね。

 

ドラム式洗濯機

この20年ほどの間に普及した洗濯機です。

 

乾燥機能はほぼ全ての機種についています。

 

ドラムを回転させることにより、洗濯をします。

 

乾燥はエアコンと同じ原理のヒートポン
プ乾燥と、ヒーターによるものがあります。

 

構造が複雑で故障も縦型より多いという
難点はありますが、自動洗濯など高機能
が魅力です。

 

寒冷地に住むある方の発言もあります。

 

「厳寒期に4.5日家を空けて帰宅すると、
冷凍室の中のような室内だが、それでも
洗濯機の凍結は経験していない。」

 

ということで、洗濯機は凍結することは
あまりないようなのです。

 

ただし、上記の方は寒冷地在住だけに、
水抜きはきちんとやっていたようですね。

 

凍結や凍結によるパーツの破損の話はほ
とんどありませんが、それでも希には洗
濯機が凍結したということを聞きます。

 

恐らくは洗濯機の排水ホースに溜まった
水か、でなければ乾燥機能付きの洗濯機
のことではないかと想像しています。

 

乾燥機能付きの洗濯機は、通常の洗濯だ
けの洗濯機に比べて、構造は遙かに複雑です。

 

特に乾燥機能部分は非常に複雑な構造です。

 

洗濯機の修理にきたサービスマンも、故
障する場合は乾燥機能部分がほとんど
すと、言っていました。

 

内部には細いパイプが多く、ここに水が
溜まった状態で0度以下になれば、凍結
破損の可能性は高いでしょう。

 

その場合は、当然メーカー修理というこ
とになりますが、凍結でない乾燥機能の
故障で、およそ1万円から2万円程度でした。

 

凍結による場合は、それより遙かに高額
になると思われます。

 

尚、上記の修理費は乾燥機能付き洗濯機
の場合です。

洗濯機の凍結を防ぐための方法は?

では水が凍結する時の条件とはどんなも
のでしょうか。

 

まずは気温です。

 

外気気温がマイナス3度以下の時や、雪が
降り上空気温がマイナス6度以下、又は地上
の気温が3度以下になった時。

 

これらの場合は凍結する可能性大です。

 

又、気温が0度以下でマイナス3度以上
あっても、風が強い時は凍結すること
があります。

 

体感気温は風が強い時は寒く感じます
が、水の場合も同じなんですね。

 

このような条件の時は、凍結対策を早め
にしておくべきでしょう。

 

洗濯機の凍結を防ぐための方法ですが、
凍結は水が入っている部分のみに起こります。

 

従って凍結予防は、洗濯機の水を抜く
ということになります。

 

洗濯機の水抜きは以下のようになります。

 

  1. 洗濯機の水抜き栓をしっかり閉めます
  2. 洗濯機の蛇口を開けます
  3. 洗濯機のホースを外します

なお、洗濯機のホースを接続したままで、
水抜き栓を閉めても、水は抜けません。

 

必ずホースを外して、蛇口へ空気を入れる
操作を行います。

 

この際、ホースに溜まった水が出ること
もありますので、タオルを敷くなどぬれ
対策をしておきます。

 

全自動洗濯機用水栓が設置されている場
合は、先端のプラスチックの部分(逆止
弁)を押すと、空気が入り、水が抜けます。

 

この場合も残り水によるぬれには注意が必要です。

 

後に使用する場合は、水抜き作業と逆の手順となります。

 

  1. 洗濯機の蛇口を閉めます
  2. 洗濯機のホースを蛇口へ接続します
  3. 湯抜き栓をしっかり閉めます
  4. 水抜き栓をしっかり開けます

実際の凍結では、洗濯機本体よりもその
配管部分の凍結防止策の方が重要でしょう。

 

配管は水道菅が主ですが、凍結しやすい
水道管は、材質よりも設置場所が問題です。

 

家の北側など日当りの悪い場所、北風が
まともに当たる場所は凍結しやすいです。

 

また、家の中でもすきま風があたるなど
すれば、凍結しやすくなります。

 

寒冷地では屋外の洗濯機を凍結しないよ
うにするのは、至難の業です。

 

完全に水を抜き、十分に乾燥させておく

位しか手はないでしょう。

 

それでも、洗濯機に繋がる水道菅部分は
凍結する可能性大です。

 

どうしてもとなれば、配管用結防止ヒーター
を使います。

 

寒冷地の屋外に洗濯機をおく時は、ほと
んどの場合このヒーターを使っているでしょう。

 

このヒーターは配管に巻き付けるように
設置します。

 

配管用結防止ヒーターは
凍結防止には有効ですが

電気代がバカになりません。

 

1mあたり約13Wの電力を使いますが、水道
管の長さの1.5倍は巻き付けなければなら
ないので、かなりの電気代がかかります。、

 

そのため、最近では、水温と電力量を
コントロールし、無駄な電気を使わせな
い「節電タップ」も販売されています。

 

この節電タップは、寒冷地のみならず、
通常の地域での待機電力節約にも有効です。

 

例えば、空気清浄機やテレビゲーム機、
オーディオシステムなど、今使用して
いない機器類を繋いでおけば、待機電力をカットできます。

 

その節電効果はかなりのものがあり、
時には一月あたり1000円近くも節約
できることもあります。

 

電気代を節約したい方は、この節電タッ
プの利用はおすすめできます。

洗濯機が凍結した時の対処法は?

洗濯機が凍結した時の対処法としては、
凍結した部分を温めるしかありません。

 

温めるためにはお湯をかけるのが、もっ
とも手っ取り早いのですが、この時のお
湯は熱湯は絶対禁物です。

 

配管が歪んだり、最悪の場合破裂します。

 

まず、凍結している場所にタオルを巻き、
上から少しずつお湯をかけていきます。

 

給排水管の場合は、配管を外した方が安
全なのですが、その取り付け部分が凍結
している場合が多く、かなり大変な作業になります。

 

その場合は。先に
取り付け部分にお湯をかけて
解凍してからとなります。

 

外したホースも無理に曲げようとすると
折れたりしますので、ゆっくりと解凍し
ていきます。

 

排水ホースの場合は、外すのが難しいの
で、凍結した時には、洗濯槽の中にお湯

を入れます。

 

温度は40度位、量は3リットルか4リット
ルあれば足りるでしょう。

 

お湯が用意できない場合は、ヘアドライ
ヤーを使うという手もあります。

 

ヘアドライヤーを使う時には、温度は
低めに設定します。

 

また、一ケ所だけに温風を当てないよう、
まんべんなく温めます。

 

ドライヤーでの解凍作業は、お湯よりも
時間がかかり、寒くてつらいことが多い
でしょう。

 

そのような時には、

スタンド式ヘアドライヤー

というものもあります。

 

文字通りスタンド式になっているので、
手ぶらで使えます。

 

但し非常に高価で、およそ
8万円から12万円にもなります。

 

結び

エアコンや給湯器が凍結するのは、寒冷
地ではよくありますが、洗濯機が凍結す
るということは、かなり希なようです。

 

その理由の一つは、比較的構造が簡単で
水抜きがしやすいという点にあるのか
も知れませんね。

洗濯機の凍結を防ぐための方法は、水抜き
を確実にするのが一番ですが、凍結防止
用ヒーターというものもあります。

 

但し、このヒーターは効果はありますが、
電気代が相当かかります。

 

洗濯機が凍結した場合は、熱湯ではない
お湯をかけるか、ドライヤーを使うなど
の方法があります。

 

ただし、かなりの時間と労力がかかりま
すのて、寒い中では辛い作業ですね。

 

やはり凍結させないことが一番でしょう。