ひな祭りと言いますと、別名桃の節句で
女の子のお祭りですね。

 

男の子の端午の節句とならんで、楽しみ
にしている子供も多いようです。

 

童謡もありますし、ひな壇には内裏様や
三人官女などお人形も沢山ならび、
美しく華やかな印象が強いですね。

 

しかし、童謡にしても短調で、明るく楽
しいというより、もの悲しい感じを受け
るのです。

 

また、呪術とか身代わりとか、かげびな
とか、なにやら怖そうな話もあります。

 

なぜ子供のお祝いのお祭りに、呪術とか
身代わりが登場するのでしょうか?

 

不思議に思う方も多いかと思います。

 

そこで今回は、ひな祭りにまつわる異様
で怪異な怖い話や、その由来などを調べてみました!

雛人形を怖いと思っている人は多い!

ひな祭りは桃の節句として、親しまれています。

 

豪華な7段のひな壇に、内裏様(親王)、
三人官女、五人囃子、随臣(ずいじん
左大臣・右大臣)、仕丁(じちょう)が並んだ様子は、まさに壮観ですね。

 

なのに、ひな祭りのひな人形を、なぜか
怖いという人が多いのです

 

画像を見ても大変美しく、豪華絢爛とい
う言葉がぴったりくる、ひな壇とひな人形なのです。

 

でもじっくり見ていると、確かに怖く
なってきますね。

 

これは人形たちがあまりにも整いすぎて
いるため、不自然さを感じる
のかもしれません。

 

実は、雛人形にはいろいろと怖い話があるのです。

 

中国は漢の時代の時代のことです。

 

前漢の紀元前206年から後漢の220年まで、
400年以上続いた有名な王朝で、『漢』
男の代名詞ともなっていますね。

 

好漢とか悪漢など、二字熟語にもよくでてきます。

 

この漢の時代に、徐肇(じょちょう)と
いう男がいました。

 

徐肇は結婚してから3人の女児が生まれ
ましたが、3人とも生まれて3日も立たず、
亡くなってしまったのです。

 

同情した村の人々は、3人の子供を酒で浄
め、水葬にしました。

 

それにしても、3人の女の子が、全て生ま
れて3日以内に死んでしまうというのも、
随分と不気味な話ですね。

 

そしてこの話は中国で「上巳節」という
風習に変化します。

 

この上巳節が平安時代に遣唐使たちによっ
て日本に渡来し、ひな祭りの原型になったと言われています。

 

この弔いのやり方は、国や時代によって随
分と異なり、日本では昔は土葬、今は火葬
がほとんどですね。

 

でも、日本でも半世紀ほど前迄は、山深い
山村などでは土葬もかなり多かったのです。

 

私も親戚の土葬に立ち合ったことがありま
す。

喪主の長男を先頭にして、皆顔を奇妙な紋
様に塗りたくり、

異様な風体で棺桶を担ぎ、村中を練り歩くのです。

 

その後、墓地で土葬となるわけです。

 

葬儀と言えば火葬と思っていた私は、

心底びっくり仰天しましたね。

 

この時代は中国では水葬が主だったのです。

 

身体を浄めてから、海に沈めるというものです。

 

現代でも水葬はありますが、それは一旦
火葬して灰になったものを海に流す、と
いうスタイルのようですね。

 

また、中央アジアの一部や、アンデス地
方では、風葬或いは鳥葬という風習もあります。

 

風葬は風に晒して自然の風化を待つもの
で、鳥葬は鳥に食べさせるものです。

 

話が横にそれましたが、この水葬の話が
平安時代に日本にも伝わり、それが陰陽
師による呪術として変化していきました。

 

人形に生年月日を書き込み、それを
水に流して邪気を払うというものです。

 

この人形が形代(かたしろ)として、神
霊がよりつく依り代(よりしろ)になるのです。

 

この人形に穢れや苦しみを移し替え、そ
れを水に流して厄をはらうというのが流
し雛で、現在でも鳥取県などで行われています。

 

つまり、ひな人形は、元々は
罪や穢れが宿る危険な人形
だったわけです。

 

華やかで豪奢なひな人形には、上記以外
にも色々と奇妙な、あるいは怖い話が多数あります。

 

例えば、かげびなとか雛奉とかの、
心底恐ろしい話です。

 

それを次項で紹介しましょう。

ひな人形には怖い逸話がある!

ひな壇のひな人形は豪華華麗、目もあ
やな美しさですね。

 

しかし、このひな人形には、
かげびな、雛奉、童謡など怖いエピソード

が多数あるのです。

 

これからその怖いお話を紹介していきま
しょう。

 

かげびな

かげびなという不思議な祭りがあります。

 

東北のある地域ではそのかげびなの風習
が、現在も残っているようなのです。

 

このかげびなは、どんなことをするのか、
実際の内容については、全く公開されて
いません。

 

なぜならば、その儀式に参加するのは、
一家の家長とその妻だけだからです。

 

そしてその儀式は、他の者はたとえ嫡子
といえども、参加は勿論、覗き見さえ厳禁
されているのです。

 

このかげびなは同じ東北でも地方によっ
て少しずつ違うやり方なのですが、内容
の詳細が不明のため、どのように違うかは、わかりません。

 

しかし、かなり前からあった儀式である
ことは、間違いありません。

 

そして、詳しい内容はわからないまでも、
ある程度のしきたりのようなもの
はわかっています。

 

それはおおむねこのようなものだと言わ
れているのです。

 

  1. 家長とその妻のみが参加し、他の者が見ることは厳禁されている
  2. かげびなの数は家族分だけある
  3. かげびなは人形というよりも折り紙のように見える
  4. 家族が亡くなったり縁を切った場合は、夜中に川へ流す
  5. 家族の誰かが病気になったら、その部分をちぎり捨てる

なんともおどろおどろしい風習ですね。

 

しかし、家族の人数分の折り紙とか、
川に流すなどを見ますと、
流し雛に近いような気もします。

 

でも流し雛なら、なぜ家長夫妻以外は見
ていけないのか、内容の口外が禁じられ
ているなど、通常の流し雛類似のものとも思えません。

 

もし家長夫妻以外が見てしまったら?

 

大変恐ろしいことが起きるそうです。

 

その恐ろしいこととは、具体的にどのよ
うなものなのかは、全く不明です。

 

偶然このかげびなを見てしまった人もい
るそうなのですが、その人のその後の消
息については、全くわからないようですよ。

 

雛奉

雛奉とは雛祭のミスタイプではありません。

 

読みは雛祭りと同じく「ひなまつり」
ようですが、かげびなと同じく東北の祭りです。

 

これはもう、かげびなどころではありません。

 

まだ幼い少女を陵辱し、その腹を割いて
子宮を山の神に捧げるという、仰天驚倒
の祭りなのです。

 

要するに生け贄なのですが、勿論現在
はこのようなことはありません。

 

古代にはこのようなことが、実際に行わ
れていたのでしょうか?

 

しかし、ご安心!

 

これはフィクションです。

 

己龍というロックグループの『雛奉』と
いう歌がその元なのです。

 

こちらがその振付口座の動画です。

 

童謡

雛祭りの歌と言えば、

「あかりをつけましょぼんぼりに~」

が有名ですね。

 

サトウハチロー(山野三郎)さんの作詞、
河村光陽(河村直則)さん作曲

の童謡なのです。

 

明るい内容の歌詞なのに、曲調は短調で、
旋律ももの悲しいですね。

 

もっとも、明るい内容の歌詞に短調の旋
律は、この雛祭りに限ったわけではなく、
戦前から1960年代あたり迄は一番的なものでした。

 

日本だけではなく、ロシアや中央アジア
でもそのような短調の曲は一般的です。

 

このあたりは民族の感性なのでしょうね。

 

しかし、怖いのは曲調ではなく、サトウ
ハチローさんの歌詞の方なのです。

例えば、この歌の詞には、

「着物を着替えて帯びしめて 今日は私も晴れ姿」

という部分があります。

 

古くひな祭りでは、紙の人形に罪や穢れ
を移し替えて、それを川に流す流し雛と
いう流し雛という風習がありました。

 

ところがその流し雛より更に古くは、紙
の人形ではなく本物の人間を人身御供
として川に流していた、という説もあります。

 

「着物を着替えて帯びしめて 今日は私も晴れ姿」

という句は、その人身御供を描写したも
のだというのです。

 

もう一つ、

「お嫁にいらした姉様によく似た官女の白い顔」

という歌詞もあります。

 

これはサトウハチローさんが、お姉さん
を想っての句でしょう。

 

子供の頃、サトウハチローさんは怪我の
ため外に遊びに行けない時がありました。

 

そんなサトウさんに、お姉さんはピアノ
を弾いてくれていたのです。

 

ところが、18歳の時お姉さんはお嫁に行
くことになりましたが、その直前に結核
にかかり、亡くなってしまいました。

 

結核のため血の気がひいて白い顔になっ
た姉に、官女の白い顔を重ね合わせた
のだろうと思います。

 

これは怖いというより、もの悲しい話で
すが、哀調を帯びた曲にふさわしい、
哀しい詞ですね。

 

結び

ひな祭りのひな人形を、
怖いという人が多いのです。

 

これほど美しく、豪華絢爛という言葉が
ぴったりくる、ひな壇とひな人形なのです。

 

それが怖いというのもおかしなことです
が、実際にひな人形をよく見ますと、な
んとなく怖くなってくるのです。

 

これは人形たちがあまりにも整いすぎて
いるため、不自然さを感じる
からかもしれません。

 

また、雛祭りとひな人形には、実際に怖
い話が幾つもあります。

 

例えばかげびなという、東北での風習で
は、家長とその妻しか参加できず、また
行事の内容も口外していけないという、不思議な儀式なのです。

 

さらには雛奉というおぞましい話もあります。

 

これはまだ幼い少女を陵辱し、その腹を
割いて子宮を山の神に捧げるという、仰
天驚倒の祭りなのです。

 

もっともこれはフィクションなのですが、
「雛祭にならあるかもなぁ・・・」と想って
しまう所が怖いですね。