毛虫

桜の毛虫の駆除やつかない方法は?時期や予防の対策の仕方!

国花というものがあります。

 

国家でも国歌でもありません。

 

勿論骨化ではありません。

 

骨になるのはまだいやですからね。

 

国花とは国の花なのです。

 

これは別に法令で定められたものではあ
りませんが、日本では慣習的に
桜と菊が国花とされています。

 

青空をバックに咲き誇る満開の桜は、正
日本の象徴でもあります。

 

ところが、その桜には害虫がつきやすく、
しかもその害虫は毛虫の類が多いのですね。

 

しかもその中には
毒を持った毛虫もいるのです。

 

そこで今回は、桜の毛虫の駆除方法やそ
の時期、さらには予防の対策の仕方など
を見ていきましょう!

桜の毛虫の駆除法は?

桜につく毛虫は、大半が蛾ですが、中に
毒針毛を持つ危険な蛾や毛虫もおります。

 

ですので、もし桜の毛虫を見つけた時は、
早速駆除する必要があります。

 

駆除方法は他の毛虫類の駆除とほぼ同じです。

  1. 箸やピンセットで1匹ずつ捕殺
  2. ヘラなどでかき落として捕殺
  3. 薬剤を使用する

 

 

 

但し、自分で駆除できるのは、毛虫が葉
の裏に集団で生息している間のみです。

 

それに手の届く範囲でないと、駆除は
困難になります。

 

大発生して高い位置にまで毛虫がつい
ている時などは、危険が多いので業者
に任せた方が良いかも知れませんね。

 

時には、殺虫剤を吹きかけられた毛虫
が上からふってきたり、逃げる際に毒
針毛を撒き散らしたりすることもあるようなのです。

 

イラガ、ドクガ、チャドクガなどに何
度か毒針毛で刺されると、アナフィラキシーショック

という、強いアレルギー症状が起き、命にかかわることもあります。

 

このアナフィラキシーショックは、カツ
オノエボシなどに刺された時にも起きま
すが、非常に危険な症状です。

 

ですのでもし、過去にこれらの毒蛾に
刺された経験がある方は、業者に依頼し
た方が良いでしょう。

 

薬剤を使用する場合

 

薬剤は、スミチオン乳剤(MEP乳剤)、オ
ルトラン乳剤(トレボン乳剤)、マラソ
ン乳剤、家庭用殺虫剤(毛虫駆除用スプレーなど)を使用します。

 

オルトラン系薬剤

オルトランは1973年に発売された古い歴史
を持つ殺虫剤です。

 

一般名は『アセフェート』で、有機リン系
の殺虫剤です。

 

オルトランの主成分であるアセフェートの
毒性は人間などにはあまり強くなく、

比較的安全な薬剤と言われています。

 

スミチオン系薬剤

スミチオンも発売後40年近く経つ薬剤です。

 

高い効果と高い安全性のため、世界各地
で広く使用されています。

 

人間や家畜、鳥などには影響が少なく、

害虫に対して選択的に効く

という大きな特徴があります。

 

マラソン系薬剤

こちらも有機リン系の殺虫剤です。

 

マラソン系薬剤は展着剤との併用が効果的です。

 

展着剤は界面活性剤が主成分で、害虫に
付着しやすくなる効果を持っています。

 

海外では医薬品として、人体のシラミ
駆除にも使われているとのことです。

 

薬剤を使用する時の注意点

 

いずれの薬剤も使用時には充分な注意が必要です。

 

これらの薬剤は有機リン系の薬品が多い
のですが、有機リンは元々化学兵器(毒ガス)
としても使用されていました。

 

あのサリンも有機リン系の毒ガスの一つなのです。

 

勿論、園芸に使用される薬剤は、普通の
使用法で使っている限り、人が死ぬよう
なことはありません。

 

とはいえ、毒性があることは事実なので、
使用には充分な注意が必要です。

 

長袖長ズボンを着用して帽子をかぶり、
マスクとゴーグルを装着します。

 

ビニール又はゴム手袋の装着も必須です。

 

そして、作業後には必ず充分な

うがい、洗顔、手洗い

を行ってください。

 

また、薬剤散布は風が強い日は毒針毛が
飛散しやすいため危険です。

 

風がない日を選んで行いましょう。

 

毒針の飛散防止には、
「毒針毛固着剤」スプレー
というものがあります。

 

これはスプレーで毛虫や葉にふきかける
と、暫くすると固まっていくというものです。

 

これを使って固まったところを、枝ごと
切り落として袋に入れる、という駆除方法です。

 

これは毛虫に刺された経験がある人には
良いかも知れませんね。

 

用具は詰め替え可能の噴霧器又はスプレー
式の使い捨て型があります。

 

少量の場合はスプレー式が手軽ですが、
大量に使用する時は詰め替え型の方が、
コストはかなり安上がりになります。

桜の毛虫の予防法とその時期は?

桜の毛虫の予防法とその時期は、
孵化の直後あたりが有効です。

 

毛虫は、年に1回または2回孵化する種類
が多いため、この時期に殺虫剤をあらか
じめ撒いておくと効果的です。

 

孵化は1回目は4~5月、2回目は8~9月
あたりが主です。

 

薬剤は前項で書いた
スミチオン系やオルトラン系を使用します。

 

毛虫は種類によっては、生まれて間もな
い頃に一枚の葉に集まり、集団で行動す
る性質があります。

 

この頃にその集団を発見できれば、駆除
と予防は楽になります。

 

毒針毛固着剤で固めてしまい、
枝ごと切り取って廃棄するのが、最も簡単でしょう。

 

尚、薬剤を散布する際には、マスクやゴー
グル、手袋の着用は勿論ですが、近隣へ
の配慮も忘れないでください。

 

あらかじめ、近隣には

「害虫が発生したので、○月○日○時頃薬剤を散布します」

などのお断りをしておきましょう。

 

桜につく害虫

桜には多くの害虫がつきます。

 

人間にも危険なものから、人体には害は
ないが桜には大きな被害が出るものまで、
様々です。

桜につく害虫

葉食性害虫で、いわゆる毛虫ですね。

 

これが一番危険な害虫です。

 

桜の害虫とだけ言えば、これを指す場合
が多い程問題になっています。

 

但し、全ての毛虫に毒があるわけではありません。

 

むしろ毒のない毛虫の方が多いのです。

ドクガ

 

ドクガは有害毛虫の代表格です。

 

名前からして、「毒蛾」ですからね。

 

前兆は35~40㎜で、頭部が黒で胴は淡い
オレンジ色ですが、成長と共に黒くなっていきます。

 

そして側面や背面にオレンジの縞模様が現れます。

 

毒があるのはよく目立つ長い毛ではなく、
その下にある毒針毛と呼ばれる微細な毛です。

 

その数は600万本もあるそうで、刺さると
抜けやすいのが特徴です。

 

この毒針毛に触れるとピリピリとした痒
みと痛みがあり、痒みは非常に強くて
2~3週間も続きます。

 

この毒針毛は毛虫が死んだ後も毒がある
ので、毛虫の死骸に触るのは危険です。

 

チャドクガ

 

チャドクガも毒のある毛虫の代表です。

 

全長は25~30㎜。

 

色は淡黄褐色で、成長すると頭部は黄褐
色で黒い部分が多くなり、側面に白い線
が入ります。

 

毒性はドクガよりはやや弱いものの、触
れると数時間後に患部が赤く腫れ上がり、
激しい痒みを伴います。

 

刺された直後の痛みはほとんど無いため、
症状が出てから気づくこともあり、やっかいな毛虫です。

 

一度刺されると体内に抗体ができるた
め、二度目はさらに激しい症状を引き起こします。

 

抜け落ちた毛などでも症状が起こるのはドクガと同じです。

 

キドクガ

 

鮮やかな黄橙色の2本線が特徴です。

 

ドクガ、チャドクガ同様、毒針毛に触れ
ると強い痒みを伴った炎症を引き起こします。

 

モンシロドクガ

 

これも毒針毛に触れると強い痒みを
伴った炎症を引き起こします。

 

イラガ

 

イラガの仲間も要注意です。

 

終齢幼虫の体長は20~25㎜程度。

 

毛虫というよりはウミウシのような姿
形で、短い棘が体表に並びます。

 

こちらは毒針毛ではなく、棘の付け根に
毒の入った袋があり、外敵の皮膚に注入します。

 

これに刺されると激烈な痛みが生じます。

 

この痛みは1時間ほど続きますが、痒みや
発疹を発することは稀です。

 

刺されると最も痛い毛虫として有名です。

 

これらの毒は複数回刺されると、

アナフィラキシーショック
という、強いアレルギー症状が起きることがあります。

 

そう多くはありませんが、実際の死亡例
もあるので、ご注意を!

 

毒のない毛虫

こちらは、以下のような虫があります。

 

  • マイマイガ
  • アメリカシロヒトリ
  • オビカレハ
  • ツマグロヒョウモン
  • フクラスズメ

 

いずれも無毒ですが、見た目はかなりグロな連中です。

 

結び

桜の毛虫の駆除と予防は、
薬剤を使用するのが一般的です。
使用する薬剤は、スミチオン乳剤(MEP乳剤)、
オルトラン乳剤(トレボン乳剤)、マラソン
乳剤、家庭用殺虫剤(毛虫駆除用スプレーなど)などが主です。

 

薬剤散布の時期は、孵化直後の4~6月と
8~9月が有効です。

 

桜につく害虫は非常に多いのですが、
毒のある種類はごく一部だけです。

 

とはいえ、繰り返し刺されると
アナフィラキシーショックという、
危険なアレルギー症状が起こることもあります。

 

駆除の際には毛虫に刺されないよう、
充分な注意が必要でしょう。