時々蛾の大量発生という

ニュースを見ますね。

 

大量発生の立役者は

マイマイガやメイガですが

他の蛾も大量発生することがあるそうです。

 

樹木や家の壁に蛾がびっしり

という画像を見ると

特に虫が苦手という人でなくても

ゾッとしてしまうでしょう。

 

しかも、蛾は幼虫の時には

毒針があるものが多く

成虫になってもその毒針が

残っている種類もあります。

 

見た目がキモイだけでなく

植物や食物を食い荒らされたり

毒針に刺されたりする実害もあるのです。

 

そこで今回は、蛾の大量発生の原因や

駆除の方法、大量発生させないための

対策などを調べてみました。

蛾の大量発生の原因は?

 

蛾の大量発生の根本的原因は

マイマイガにしてもメイガにしても

わかっていません。

 

そのために抜本的な対策も取れず

発生現場での駆除や餌になるものを

片付けるといった

当座の対策しか行えないのが、現状です。

 

 

マイマイガは約10年周期で大量発生し

2~3年継続する傾向があるとされています。

 

しかも、大量発生が納まるのは、なんと

ゾンビウイルスの活躍?によるのです。

 

ゾンビウイルスは、正式には

バキュロウイルス科のウイルスですが

これがマイマイガの天敵です。

 

その名前の通り

おっかないウイルスで

感染したマイマイガは限界まで

餌を食べまくり

蛾のマツコ・デラックスになります。

 

その間、ゾンビウイルスは宿主の

マイマイガの幼虫を堪能するわけですが

最後には幼虫は体液を

まき散らして溶けてしまいます。

こわ~っ!

 

マイマイガの大量発生も怖いですが

このゾンビウイルスはそれ以上に怖いですね。

 

これがもし人間に取り憑いたら・・・

 

これは究極の悪夢でしょう。

しかし、ご安心!

 

ゾンビウイルスことバキュロウイルス科のウイルスは、

昆虫(節足動物)にしか感染しないのです。

よかったなあ・・・

 

マイマイガ大発生の終息期にだけ

このゾンビウイルスの感染が

見られる事が知られています。

 

このウイルスは直射日光下では

死滅するのですが

マイマイガの幼虫がいる樹皮の裏や

枝の下部など

直射日光が当たらない場所では

感染力は10年ほど持続するとも言われています。

 

これがマイマイガの大量発生は

永遠には続かないという原因だったのですね。

 

だったらこのゾンビウイルスを養殖して

マイマイガが大発生したら感染させれば

マイマイガの大量発生は防げるのでは

ないでしょうか。

 

もっとも

ゾンビウイルスの遺伝子操作の途中で

人間にも感染するような突然変異が

起きたりすると、これは悪夢が正夢になってしまいます。

 

マイマイガでは人間は死にませんが

対人用!ゾンビウイルスでは

身体が溶けてしまいます。

 

マイマイガの方がまだましのようですね。

 

蛾についてはこちらの記事にも書いています。

蛾の幼虫の駆除の仕方や方法は?死骸にも注意が必要?

蛾を気持ち悪いと思う心理は?蝶とはなぜ好感度が違う?

 

蛾の大量発生したときの駆除の方法は?

マイマイガはおよそ10年の周期で大発生

その大発生は2~3年続くとされています。

 

つまり、もし今年大発生すれば

その後2~3年は又大発生するわけです。

 

しかも、発生を予防或いは抑制する

根本的な対策はないのです。

 

となれば、マイマイガに限らず

大発生の都度、こちらで当面の駆除をする

しかありませんね。

 

駆除方法には大別して

以下のようなものがあります。

 

尚、成虫の場合は

殺虫剤などの薬剤は幼虫に比べて

効きにくくなっていますので

できるだけ幼虫か卵の時に駆除するようにしましょう。

卵の駆除方法

必ず長袖シャツにマスクや手袋を着用します。

 

底部を角型に切り取った

角型ペットボトルや硬いヘラなどで

卵を削ぎおとします。

 

高い所など手が届かない所は

エアゾール殺虫剤などを十分に

吹き付けて卵を殺します。

そぎ取った卵には上記のエアゾール殺虫剤などで

殺してから、処分します。

幼虫の駆除方法

幼虫(毛虫)を駆除する時には

毒針などある場合が多いので

必ず長袖シャツにマスク、ゴムやポリの手袋を着用します。

 

幼虫は通常の殺虫剤で駆除できますが

なるべく小さい内に駆除した方

効果的です。

 

また、手数をいとわなければ

割り箸やピンセットで一つずつ取る

という方法もあります。

成虫の駆除方法

蛾の成虫は

市販の殺虫剤が効きにくくなっています。

 

その場合には、ガ専用の

殺虫剤を使用すれば効果があります。

これを使えば蛾は一発ですよ!

 

成虫の寿命は一週間から10日程度ですので、発生後の早い時期に退治すれば、より効果が上がります。

建物の外壁や屋外の樹木などは、スミチオンやディプレレックス(DEP)などの有機リン剤、又はピレスロイド様剤のエトフェンプロックス(トレボン)などを噴霧すれば効果があります。

但し、これらの薬剤は人間への毒性もありますので、使用には充分な注意が必要です。

その他の駆除方法

浸透移行性の殺虫剤

これは地面に撒いて植物に吸わせ、その植物を食べた虫を殺すというものです。

薬剤を噴霧器でまき散らす場合には、うっかり吸い込んだりする恐れがありますが、これなら安心ですね。

この薬剤をまいた後に水をかけておけば、効果は1ヶ月ほどもあるそうですよ。

但し、1万円前後とやや高価なことが難点です。

蚊取り線香

意外や意外!

蚊取り線香は蛾にも効くのだそうですよ。

有効成分であるピレトリンやピレスロイド系の成分は、小さめの蛾には効果があるということです。

濡れ雑巾でふきとる

これも一つの方法ですが、大量に発生している場合は難しいでしょうね。

掃除機で吸い取る

毒のない蛾であれば、掃除機で吸い込むという手もあります。

只、蛾の幼虫は大半が毒針があるので、その点は気をつける必要があります。

LED灯利用

蛾は水銀灯の光や白っぽい外壁を好み、その周辺付近に卵を産み付けるという習性があります。

そのため、ナトリウム灯やLEDによる照明にすれば、蛾はあまり近寄りません。

蛾を誘惑する

これは蛾が光に集まる習性を利用して駆除しようというものです。

部屋の中は暗くして、外に誘蛾灯のような照明をつけます。

特に誘蛾灯でなくても、青系の色ならば誘引の効果はあるそうなので、照明で蛾を引き寄せ、水を入れたバットなどにおびき寄せるというものです。

蛾の大量発生したときの駆除の方法をいろいろと書いてきましたが、どれも手間や費用がかかり、実際にやるとなると大変ですね。

もっと抜本的な駆除方法はないものでしょうか。

その方法はあるにはあるのです。

前項で書いた、

ゾンビウイルス

の遺伝子操作による活用です。

しかし、これは実用化には敷居が高すぎますね。

それになにより、人間に害を与えるような突然変異が怖いです。

蛾は全滅したが人類も絶滅したでは、冗談にもなりません。

 

蛾を大量発生させないための対策は?

蛾による被害は、そもそも蛾を大量発生させなければ起こりません。

 

しかし、蛾を大量発生させないための対策というのは、至難の業でしょう。

 

蛾の大量発生のメカニズムも、全く解明されていない現状では、言うは易く行うは難し、という言葉の見本ですね。

 

その対策の一つは、天敵を活用するというものです。

 

もっとも、天敵といってもゾンビウイルスは、危険が多すぎる上に養殖の方法もほとんど研究されていないようなので、これはNGかと思われます。

 

となると、蛾の天敵の一つは鳥ですので、これを利用できないものでしょうか。

 

アメリカでマイマイガの大量発生があった時、一番効果があったのはムクドリだったそうです。

 

しかし、現在の日本では、野鳥そのものが減っている上に、殺虫剤の散布による蛾退治がメインになっています。

 

ムクドリの手助けを自ら断っているようなものですね。

 

ムクドリなどの野鳥の繁殖を、本気で考えてもよい時期に来ているのかも知れません。

 

高山市では、台所用洗剤を薄めた溶液をプール状の容器に入れ、誘蛾灯の代わりに代用として工業用ライトを容器に取り付けた、『マイマイガホイホイ』の検証実験を始めています。

 

飛騨生態調査研究室室長の大森清孝さんの案では、

「私がマイマイガホイホイを考えるとしたら、強力なライトのみを急流の真上に取り付けます。

流された蛾は魚が食べてくれるし、台所用洗剤水の捨て道に頭を悩ませることもありません。

それにそのライトアップで、観光のお客さんを集められるかもしれませんよ。」

とのことでした。

無公害でライト代以外は費用もかからないこのアイデア、中々よいのではないでしょうか。

 

結び

家の壁も樹木も一面の蛾、蛾、蛾・・・

気持ち悪いだけではなく、樹木が食い荒らされたり、人間が毒針に刺されたりする、実際の被害も相当なものです。

蛾の大量発生はまさに悪夢ですね。

そこで今回は、蛾の大量発生の原因や駆除の方法、大量発生させないための対策などを調べてみたのです。

しかし現状は、蛾の大量発生の原因はまるで不明のままですし、根本的な駆除の方法もなく、大量発生させないための対策もありません。

これだけ科学が進歩しても、身近な所の問題さえまるで解決できない、ということは多々あるのですね。

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