『大国』というと素晴らしい国、
立派な国というイメージがありますが、
あまり嬉しくない大国もあります。

 

それが『自然災害大国』で、
日本は自然災害では、世界でも有数の『大国」なのです。

 

そのため、災害時の避難訓練も
各方面で行われていますが、
その避難訓練の放送が聞き取りにくい、
あるいは意味がわかりにくいなどの指摘もされていました。

 

そこで今回は、避難訓練の放送で必要な要件と、
わかりやすい放送の例文を紹介いたします!

避難訓練の放送で必要なことは?

 

避難訓練をする目的

避難訓練の放送で大事なことは、

  1. 避難の重要性と緊急性を理解して貰うこと
  2. 訓練でも本番同様の真剣さで取り組んで貰うこと
  3. できる限りわかりやすく平易な言葉を使うこと

の3点でしょう。

 

本当に大災害が起きた時には、
普段の訓練をしていなければ、
落ちついて行動することは、まず無理でしょう。

 

そのための、

自分の命を守るための訓練であることを
参加者に理解して貰えるようつとめるべきです。

 

訓練では幾ら『真剣に!』と
主催者が言っても、
参加者にはどうしても『訓練だから』と
いう意識は、頭から去りません。

 

しかし、例えそうであっても、
全く訓練していないのと、
一度でも訓練をしているのとでは、

実際の避難の時には大きな違いがでる

でしょう。

 

0はどこまでいっても0のままですが、
1は何回か繰り返せば、2になり3になります。

 

これが避難訓練をする理由なのです。

 

わかりやすく平易な言葉を使う

わかりやすく平易な言葉を使うのは、
一つは実際の災害の際には、
大半の人がパニック状態になります。

 

そのような状態でも理解出来るように、
わかりやすい平易な言葉を使うことは、
非常に重要です。

 

もう一つは、
小学生や幼稚園児のような子供の場合は
『発生時には』とか『延焼中』とか
言われても、なんのことやら理解できないでしょう。

 

そのような子供でも理解出来るような
言葉を使う必要があるのです。

 

以下言い換えの例です。

火災 → 火事

避難してください → 逃げてください

発生 → 起こる

慌てないでください → 落着ついてください

消火する → 火を消けす

使用しないでください → 使わないでください

炎上する → 燃える

停止 → 止まっています

確認する → 聞く

調らべる → よく見る

危険 → 危ぶない

至急 → 急いで

ただちに → すぐに

開始する → 始める

館内 → 建物の中

延焼中 → 火事が広がって

 

●『不可能』は、
「~することができません」と
するとわかりやすくなります。

避難訓練の放送の例文を紹介!

それでは小学生や幼稚園児にも
わかりやすい避難訓練の例文を
幾つかご紹介しましょう。

 

防火訓練放送の例文

-事前の連絡-

今日、○○時○○分から
避難訓練をします。

これは火事から自分を守る練習です。

今から 避難訓練です。

火事から自分を守る練習です。

-警報音が鳴る-

○○で火事です。

エレベーターを使わないでください。

階段を使ってください。

煙は、危険です。

煙を吸わないように、
体を低くして逃げてください。

ハンカチやタオルがあれば
口と鼻にあててださい。

建物の外に逃げてください。

-終了時-

みなさん、火事から自分を守ることが
できたでしょうか?

火事は、いつ、どこで、起きるか わかりません。

火事が起きたときには、今のようにして
自分の命を 守ってください。

これで練習を終わります。

学校などの避難訓練放送の例文

ただ今より避難訓練を行います。

○階○○室で火事がおきました。

急いで防災ずきんをかぶってください。

すぐに第○避難場所へ集まってください。

廊下は煙でいっぱいですので、
右手にハンカチをもって口にあて、
左手で肘を支えて走らないで避難してください。

なお、第○昇降口と○非常階段は使えません。

-さらに火事が大きくなった場合-

ただいま校舎が燃えています。

風が強いので煙が校庭に流れ、
火の粉が降ってくる恐れがあります。

これからとなりの○○公園へ逃げます。

低学年から避難を始めてください。

地震・津波避難訓練の例文

今から、地震・津波防災訓練を始めます。

-緊急地震速報のチャイム音-

急いで防災ずきんをかってください。

みなさんは机の下にもぐって、
手で頭を抱え身を守ってください。

ゆれのガタガタがなくなるまで
そのままの姿勢で身を守ってください。

緊急放送、地震訓練、地震訓練、
ただいま、大きな地震がおきました。

児童のみなさんは、
担任の先生の指示にしたがって、
避難して下さい。

落ち着いて行動して下さい。

先生方は、校舎の破損状況を確認し、報告願います。

-津波発生-

緊急放送、
ただいま、津波警報が発表されました。

児童のみなさんは、先生の指示に従って、
屋上に集まってください。

(繰り返し)

建物の中の火事の避難訓練の例文

火事です!

○階の○○が火事です!

建物の外に逃げてください。

近くの非常口から、逃げてください。

エレベーターは危ないので使わないでください。

階段を使ってください。

煙を吸わないように
体を低くして逃げてください。

ハンカチやタオルがあれば、
口と鼻にあててください。

あわてないで建物の外へ逃げてください!

隣の建物の火事での避難訓練の例文

こちらは、●●です。

隣の建物が火事です!

すぐに建物から外へ逃げてください。

○○の階段を使ってください。

○○の出口から逃げてください。

煙を吸わないように
体を低くして逃げてください。

ハンカチやタオルがあれば、
口と鼻にあててください。

火災の避難訓練で確認中の例文

-非常ベル-

こちらは、●●です。

気をつけてください!

火事を知らせるベルが鳴っています。

今、火事かどうかを調べています。

今はエレベーターは使わないでください。

近くの非常口を確かめてください。

火事かどうかわかったとき、すぐに連絡します。

放送に注意してください。

 

結び

地震、津波、火災、台風など、
自然災害の多い日本では、
いざという時の避難訓練は
絶対に必要ですね。

 

避難訓練の放送で重要なことや、
わかりやすくするための言い換え、
それに避難訓練の放送の例文などを、
今回は紹介してきました。

 

この避難訓練は、一度もしない場合と
1回でもやっている場合では、
いざという時の行動に確実な違いが出ます。

 

ですから、もし、
避難訓練に参加する機会があれば
必ず参加した方がよいと思いますよ。