竜巻というのは、日本では起きないと
これまでは思っていました。

 

ところが、この数年は日本でも
竜巻による被害が数多く発生するようになったのです。

 

最近の日本の気候は、今までの
温帯の海洋性気候というよりも
大陸的な気候が多くなっている
感じがしてなりませんね。

 

やたら暑い日と寒い日があり、
温度の高低差が大きいとか、
風が強い日が多いとか、
これまでの穏やかな日本の気候とは
大分変わってきているような気がするのです。

 

竜巻もその例外的な気候の
一つなのかも知れません。

 

そこで今回は竜巻の時、
竜巻の対策で家で出来ることや、
外にいる時にはどうしたらよいか、
また竜巻対策に必要なものなどを
考察します。

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竜巻とは?

竜巻とはどんな現象?

竜巻の定義としては、
発達した積乱雲で
上昇気流を伴う高速の渦巻きが発生し
それが地上付近にまで伸びたもの
とされています。

 

気象庁の定義では
激しい空気の渦巻で、
大きな積乱雲の底から
漏斗状に雲が垂れ下がり、
陸上では砂塵、
海上では水柱を伴う気象現象となっています。

 

竜巻を目視した印象では、
積乱雲の下で地上から雲へと
細長く延びる高速な渦巻き状
の上昇気流の様に見えます。

 

その特徴は、暴風の大きさとしては
規模が小さく寿命が短いのですが、
その割りには猛烈に強い風が吹くことです。

 

竜巻の中心部では、時には

鉄筋コンクリートの建物を一瞬で崩壊させ

人間などの動植物や大型の自動車なども

空中に巻き上げてしまう

ことがあります。

 

それ程の威力を持っているのに、
水平の大きさとしては直径数十メートル、
大規模なものでも
直径数百メートルから千メートル以上と
台風に比べて小さいのも特徴の一つです。

 

つまり非常に局地的な気象現象なのですね。

 

竜巻が発生する状況

では竜巻はどんな状況の時に発生するのでしょうか。

 

竜巻は、非常に強い大型の積乱雲が
発生した時におきやすいのです。

 

大型で強力な積乱雲が発生すると
周囲が夕暮れのように暗くなり、
強い風が吹き始めます。

 

このような時、
雨や雹が降ることが多いのですが
特に雹が降ってきた場合は
竜巻の起こる可能性が高いと言われています。

 

竜巻が起こる前触れ

竜巻が起こる前触れとしては、
以下のような現象があります。

 

  • 急に周囲が暗くなる
  • 雹が降る
  • 強い雨と風がある
  • 雷がなる
  • キーンという音や耳鳴り、耳詰まりが起きる

これらの前触れは、
いずれも非常に強力で大型の
積乱雲が発生した時のものです。

 

これらの現象があっても
必ず竜巻が起こるというものでは
ありませんが、起こる確率は高くなっています。

 

竜巻の前兆というか、前段階のような現象もあります。

 

真っ黒な積乱雲がたれこめ、
その雲の一部がじょうご型の雲となって
地上に垂れ下がっている場合は、
竜巻の前段階と考えられます。

 

竜巻の風速は、

80メートル以上

という、大型台風を遙かに超える
猛烈なものです。

 

しかも横方向だけでなく、
下から上へと渦を巻いて吹き上がり
あらゆるものを巻き上げてしまいます。

 

竜巻の移動速度は
時速で20~30キロと遅く、
また大きさも台風などに比べて小さいので
その被害は

竜巻と遭遇した一瞬のみ

となります。

 

したがって、

その『一瞬』をどのように対処するかが

生死の分かれ目なのです。

 

竜巻が来た時に家にいる時の対処法と準備は?

屋内での竜巻の対処方

屋内にいる時の竜巻への対処方は、
基本的には台風の場合に近いものです。

 

しかし、台風と竜巻では風速に
大きな違いがありますし、
竜巻はいつ来るかが全くわからないという
困った特徴があります。

 

アメリカ、特に中部から西部にかけては
強力な竜巻が多いことで知られています。

 

そのような地域の家では、
地下に強固な地下室(シェルター)を
設置し、竜巻が接近した場合は
直ちにそこに避難する、という対策を
取っているところが多いそうです。

 

このシェルターが竜巻対策としては
最も有効でしょう。

 

しかし、日本の家屋で竜巻用の
シェルターを設置している所は
まず皆無でしょうね。

 

となれば、日本の家屋での竜巻対策は、
かなり限定されてしまいます。

 

竜巻で危険なことは、
直接巻き込まれる以外にも
色々な物が飛んでくることです。

 

看板や木の枝、時には自動車まで
飛んで来るのではたまりません。

 

ということで、日本の家屋での
竜巻対策としては、
できるだけ家の中心に近い頑丈で
周囲にガラスがない部屋に入り、
机があればその下に潜る、
などとなります。

 

また、雨戸やシャッターは全て閉めます。

 

しかし、トイレや浴室に机がある家は
あまり見たことがありません。

 

竜巻が近づいて来たら、
なるべく頑丈な机などを
トイレや浴室に持ち込むというのも
一つの手ですが、そのような緊急の
事態の時に、はたしてそんな余裕があるでしょうか?

 

それに、トイレや浴室にもガラスはあるのです。

 

こうして考えてきますと、

日本の家屋は竜巻には全く無防備

としか思えません。

 

となれば、幾らかでも竜巻への防備となる
対策を考えねばなりませんね。

 

竜巻への備えはどうする?

日本の家屋での竜巻対策としては、
まず雨戸やシャッターの設置が考えられます。

 

面格子を付けるのもよいでしょう。

 

これらが無理ならば、
ガラスの飛散防止用のフィルム類
備えておきたいものです。

 

また、一般的な防災用品も常備
しておくべきでしょうね。

 

尚、以下で紹介するシャッター、
雨戸、面格子などの製品の取付には、
電動ドリル、ドライバー、
その他の工具が必要な場合があります。

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窓用シャッター

こちらは窓も壁も工事不要で、
そのまま今の窓にはめるだけの
シャッターです。

 

幅580~2000mm×高1101~1700mm

で、注文の際には窓の寸法をとれば
そのサイズに仕上げてくれます。

土間引き戸用シャッター

こちらは土間引き戸専用のシャッターです。

 

今ある土間引き戸に簡単にシャッターを取付できます。

 

寸法は[幅1680~1700mm×高2272~2471mm]

ですが、希望の寸法にオーダーもできるようです。

 

木製雨戸

シャッターより手軽なところが魅力の
雨戸です。

 

こちらも事前の採寸が必要です。

 

アルミ面格子

こちらもシャッターより手軽ですが、
雨戸やシャッターとは違い、
隙間がありますので、竜巻で飛ばされて
くる小さな破片は通過してしまう場合もあります。

 

これも要採寸です。

飛散防止フィルム

幅は600mmで、食器棚・本箱・額・
キャビネットなどの小物類の
ガラスの飛散防止用です。

 

但し、凹凸のあるガラスや網入りなどの
特殊なガラスには貼れません。

強力飛散防止フィルム

こちらは通常の約2倍の厚みがある
強力タイプの飛散防止フィルムです。

 

これも採寸が必要ですが、
縦横共に指定サイズに裁断して貰えます。

 

しかも練習用のフィルムまで附属して
いますので、安心ですね。

防災セット

こちらは防災士が作った
3日間生き抜くための
34種類39点の防災セットです。

 

ダイナモラジオライト
(LEDライトや緊急サイレンとしても
使用可)

エアマット

アルミブランケット

5年保存水

アルファ米、野菜カレー、ようかん
などの非常食

簡易トイレ

救急セット

撥水加工のリュックサック

などなど、至れり尽くせりの内容です。

 

非常持ち出しセット

こちらも防災士監修で防災用のバッグに、
30点の避難セットを組み合わせたものです。

 

ダイナモ多機能ライト

エア枕

アルミブランケット

5年保存水

5年保存ソフトパン

簡易トイレ

救急セット

レインコート

カイロ・三角巾

その他

しゃれた手持ち袋になっていますので
今の片隅に置いておいても違和感はありません。

 

もちろんリュックサックとして背負うこともできます。

ヘルメット

防災セットで不思議なのは、
ヘルメットが入っていないものが
大半ということです。

 

竜巻にせよ地震にせよ、災害時には
ヘルメットは必需品なのです。

 

こちらのヘルメットは安心安全の
日本製で、重量僅か335グラムという
軽量タイプです。

外にいるときはどこに避難するのがいい?

屋外での竜巻からの避難は、
まず第一に竜巻の位置と移動方向を見定めることです。

 

竜巻が遠くにあり、
また横方向に移動している場合は
あまり心配はありません。

 

飛んでくる物に注意する程度ですね。

 

とはいえ、竜巻の特性として
突然方向を変えることが
よくありますので、それには要注意です。

 

竜巻がこちらに向かってくる時には
直ちに避難しなければなりません。

 

近くに頑丈な建物があれば
それに入るのが一番です。

 

プレハブや物置、車庫などは
避難には適していません。

これらの軽量な建物は竜巻で
巻き上げられることが多いからです。

 

頑丈な建物が手近にない場合には
竜巻とは90度、つまり横方向に
避難します。

 

そしてトンネルや地下道などが
あれば、できるだけ奥に入り
避難します。

 

それも間に合わない場合には、
側溝や窪地、用水路などの低地に
身を伏せて頭を抱え込みます。

 

竹藪などがあれば、そこに入るのもよいでしょう。

 

車に乗っている場合

竜巻に対しては、車は安全地帯ではありません。

 

日本で起きる程度の
竜巻としては非常に弱い部類の
竜巻でも、しばしば車が吹き飛ばされています。

 

竜巻が遠い場合は、
車で頑丈な建物やトンネル迄移動し、
そこで避難し待機すればよいでしょう。

 

迷わず車を捨て、身一つで上記のような
少しでも安全な所へ避難しましょう。

 

結び

これまで日本では竜巻はあまり話題に上がっていませんでした。

 

竜巻がニュースなどで
屡々取り上げられるようになったのは
この数年ではないでしょうか。

 

そのため、日本の家屋は竜巻に対しては
全くといって良いほど無防備なのです。

 

竜巻避難用の地下室(シェルター)が
ある建物は、日本では数えるほどしか
ないだろうと思います。

 

そこでせめていくらかでも被害を
軽減する用具なども紹介しました。

 

これで万全とは言えませんが、
ないよりはましだろうと思いますよ。

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