秋の味覚さつまいもは、
特に女性にとってはエデンの園の
リンゴのような存在でしょう。

 

食べたい!

 

でも太るのでは?

 

でも食べたい!

 

確かにさつまいものイメージは、
即太る!です。

 

しかし、調べてみると、
太るどころか痩せる効果が
あるというのです。

 

ほんとでしょうか?

 

しかし、さつまいもに限らず食品は
食べ過ぎれば害があるのは当然です。

 

そこで今回は、さつまいもの食べ過ぎは
腸にどんな影響があるのか、
さつまいもの栄養素は何があるのか、
また一度の適正な摂取量はどれ位か
見ていきましょう。

さつまいもの食べ過ぎは腸に影響を及ぼす?

それではさつまいもの食べ過ぎによる
腸に対する影響をみてみましょう。

 

さつまいもの食べ過ぎによる
腸への影響は、

下痢と便秘、まれに腹痛

が主なものです。

 

勿論、さつまいもを食べ過ぎれば
必ず下痢や便秘、腹痛が起こるというわけではありません。

 

『起きる時もある』ということですね。

 

また、いずれも激烈なものではなく、
直ちに生命に関わるようなこともありません。

 

それにさつまいもに限らず食べ過ぎれば
どんな食物でも起きる現象ですね。

 

さつまいもの食べ過ぎによる下痢

 

まず下痢からみてみましょう。

 

さつまいもには、食物繊維が豊富に含まれています。

 

こちらは芋類の食物繊維の量です。

 

  • さつまいも100g当たり:水溶性1.0g 不溶性2.8g
  • さといも100g当たり:水溶性0.8g 不溶性1.5g
  • こんにゃく100g当たり:不溶性3.0g

 

このように、さつまいもは
食物繊維の多い食品の代表格である
こんにゃくとほぼ同量の食物繊維を含んでいます。

 

不溶性食物繊維は、腸を刺激して
便を出しやすくする作用があります。

 

最近よく言われる、
食物繊維による整腸効果はさつまいもも
十分に持っているのです。

 

しかし、あまり大量に食べますと
その食物繊維が多すぎて、下痢に繋がる
ということになります。

 

めったにありませんが、
この時には腹痛もおこることがあります。

 

これに対する対策法は、

1度に大量に食べない

ということに尽きます。

 

さつまいもの食べ過ぎによる便秘

便秘は大きくわけて2つの種類があります。

 

1つは便の中の水分が乏しい時、
便が硬くなる場合です。

 

もう1つは、便の通り道である
腸管が狭くなったため、排便が滞る場合です。

 

さつまいもの食べ過ぎによる便秘は、
便の中の水分が乏しくなった時の
代表的なケースですね。

 

これも食物繊維が関係しているのです。

 

さつまいもには不溶性食物繊維が
多量に含まれていますが、
不溶性食物繊維は腸内の水分を
吸収して膨らみ、体外に便を排出します。

 

ところが、なんらかの理由で腸内に
水分が少ない時は、腸内の便から
水分を吸収するので、便が固くなってしまいます。

 

その結果として便が排出されにくくなり、
便秘となってしまいます。

 

食物繊維は諸刃の剣というわけですね。

 

これに対する対策法としては、

水分を取りながら食べる

1度に大量に食べない

ということになります。

 

過ぎたるは及ばざるがごとしですね。

さつまいもの栄養とその効果はどんなもの?

さつまいもは多種の栄養素を持った
栄養価の高い食品です。

 

百獣の王ならぬ『百芋の王』というところですね。

 

まずビタミン類は、
ビタミンB1やC、Eなどが豊富にふくまれています。

 

ビタミンB1: 糖分をエネルギーに変える

ビタミンC: コラーゲンの生成を促進し、
風邪の予防や疲労の回復、
肌荒れなどに効果がある

ビタミンE: 抗酸化作用がありアンチエイジング効果がある

などの効果があります。

 

しかも通常ビタミンCは、
熱を加えると壊れやすいのですが、
さつまいものビタミンCは
でんぷん質で守られているため壊れにくいのです。

 

さつまいもは上記のビタミンの他に
ミネラル類やポリフェノール類、
カリウムやヤラピンなども多く含んでいます。

 

ヤラピンは、さつまいもを
輪切りにした時に出る白い乳液状の成分です。

 

胃の粘膜を保護したり、
腸の蠕動運動を促進し
便をやわらかくする緩下作用があります。

 

また、カリウムはナトリウム(塩分)を
排泄する作用を持ち、高血圧に効果があります。

 

さらには、前項で紹介した
豊富な食物繊維を含んでいます。

 

食物繊維は、腸内の健康を維持する
『善玉菌』を増やし、
腸内に腐敗物を溜めようとする
『悪玉菌』を吸収して体外に排出します。

 

また、水溶性食物繊維は
ナトリウムも吸着する作用があるため、
体内に吸収される塩分の量を調整したりもします。

 

その結果血圧を下げる効果もあるので、
塩分を取りすぎる人にはありがたい作用ですね。

 

さつまいもの色に、赤だけではなく
紫色の外見を持つ芋があります。

 

アヤムラサキなどがそのさつまいもの代表です。

 

これらの紫色のさつま芋は
アントシアニン色素を含み、
活性酸素の働きを抑制する働きがあることが明らかになりました。

 

活性酸素は
動脈硬化などの生活習慣病を
引き起こす原因ともなる、怖い物質です。

 

アントシアニンは赤ワインに含まれている
ポリフェノールの一種と同じものなのです。

 

活性酸素を抑制する作用は
抗酸化性といわれますが、
アントシアニンは初期の肝機能障害を
軽減する効果があるとのことです。

 

それだけではなく、血圧降下の作用もあるそうです。

 

尚、これは九州農業試験場の研究によるものです。

一度の適正な摂取量は?

 

さつまいもの一度の適正な摂取量は

1回には1.2本が適量

と言われています。

 

糖質分が多いさつまいもは、
食べ過ぎると太るという印象が強いようです。

 

しかし、そのカロリーは100グラムで
132kcal程度で、ご飯よりカロリーが低いのです。

 

ですから、さつまいもが特に太るということはありません。

 

食べ過ぎれば、どの食品でも太るのは当然ですよね。

 

ただし、これはふかし芋の場合で、
焼き芋は100グラムで163kcal、
干し芋は100グラムで303kcalと
カロリーはかなり高くなっています。

 

ある人によりますと、
農家のさつまいもを直接購入し、
普段の食事と共に1日1本(200g位?)を
毎日食べていたそうです。

 

そして1週間後には、
体重は1.1㎏減、
体脂肪は0.6%減!

という結果だったそうですよ。

 

これは食物繊維による整腸効果なども
あるのかも知れませんね。

 

結び

さつまいもを食べると太る
とよく言われますが、実際には
多種のビタミンやミネラルを含み、
整腸効果もある健康食品のようですね。

 

食べ過ぎると
下痢や便秘が起こることもありますが、
それはさつまいもに限らず
ほとんどの食品でも同じでしょう。

 

1日の適量である1.2本程度ならば、
むしろ胃や腸は

『快腸』

になると思いますよ。