冷凍庫・冷蔵庫の霜は厄介ですよね。

 

霜がつくと冷却能力が落ちますし、
それによって庫内の温度が上がり
食品の傷みも早くなってしまいます。

 

そのため、電気代もかさみますし
霜取りに余計な手間と時間がかかってしまいます。

 

冷蔵庫や冷凍庫に霜がつくメリットは
なにもなく、ただデメリットばかりなのです。

 

というわけで今回は、
なぜ冷蔵庫や冷凍庫に霜がつくのか、
霜がつかないようにする対策はあるのか、
霜がついた時の霜取りの方法は
どうすればよいのか。

 

そんなことを調べてみました。

冷凍庫の霜が出来る原因は?

冷凍庫に霜が着いた時のデメリットは
前項で書いたように、

  • 冷却能力の低下による食品の傷み
  • 電気代の増加
  • 霜取り作業の手間と時間がかかる

などが主なものです。

 

いずれも健康やお財布に
良くないことばかりで、
嬉しくないですね。

 

ではこの厄介な霜はなぜつくのでしょうか。

 

冷凍庫の霜がつく原因は?

冷凍庫の冷却器は、
フロンやアンモニアなどの
冷媒ガスを使用して、

圧縮-膨張-蒸発-気化

のサイクルを繰り返しています。

 

当初気体であった冷媒は最初に圧縮機で圧縮されます。

 

この時、冷媒ガスは圧縮されて
高温で高圧となりますが、
その後に凝縮器を通ることで液体に変わります。

 

次に膨張弁に冷媒が流れ込み、圧力が急激に下がります。

 

圧力が下がることで沸点がさがり、蒸発しやすくなるのです。

 

その後は蒸発器がこの冷媒を気化させます。

 

液体は気体に変化する際、
熱を必要とするため(気化熱)、
蒸発器で気化された冷媒は
周りの空気から熱を奪います。

 

この気化熱により、周りの空気を冷却しているのです。

 

これによって、まわりから熱を奪い、
その結果まわりの温度は低下します。

 

その際、
熱い空気が冷たい冷却機に触れると、
温度差によって空気中にあった
水蒸気が飽和し、霜となります。

 

これが冷凍冷蔵庫に霜が着く原因です。

 

冷凍庫の霜が出来ないようにする対策は?

霜が発生しないようにする方法は、
庫内の温度が上がらないようにすることです。

 

庫内の温度が上がる原因は、

  • 頻繁に冷凍庫の扉を開閉する
  • 冷凍庫の扉を開けっぱなしにする
  • 食品が多すぎる
  • 扉のパッキングが劣化して隙間がある
  • 扉が歪んでいて隙間がある
  • 気圧調整弁に故障・不具合があり、外気の侵入がある
  • 排水口から外気の侵入がある

などが主なものです。

霜を発生させないための対策は?

では、霜を発生させないための対策は
どんなものがあるでしょうか。

 

  • 冷凍庫のドアの開閉は最小限にする
  • 冷凍庫のドアは決して開けっぱなしにしない
  • 食品を減らす
  • 熱いままの食品は、さましてから入れる
  • 庫内の水分を減らす
  • 冷凍庫の設置場所を改善する
  • 扉や扉のパッキングを修理して隙間をなくす
  • 外気の侵入がある場合は、その部分を修理する

冷凍庫の扉の開け閉めは、
必要最小限にして、
決して開けたままにしないことです。

 

また、食品の量を減らし、食品の間に空間が
できるように、配置を換えるなども有効でしょう。

 

冷凍庫の設置場所は、
直射日光が当たらない位置を選び、
背面や側面には5~10センチ程度の
空間を開けるなどします。

 

パッキングや扉の不具合は、
できるだけ早く修理しましょう。

 

水気のある食品を冷凍庫に入れる場合は、
ラップをします。

 

こまめに庫内を乾いた布で
から拭きするするのも良いでしょう。

 

サラダ油などでコーティングするという手もあります。

 

スプレー式のオイルでざっと庫内を
コーティングすると霜がつきにくくなります。

 

オイルのコーティングのために、
霜がついてもオイルのおかげで霜を取りやすくなります。

 

但し、これは庫内が油でべとつくというデメリットもあります。

 

昔の冷蔵庫は霜の着き方が

ハンパねえ!

という状態でしたが、
最近の冷蔵庫・冷凍庫は昔よりぐっと霜の着き方が少なくなっています。

 

冷蔵庫は、冷却の仕方により
直接寒冷方式と、間接寒冷方式(ファン式)の2種があります。

 

直接寒冷方式は、
冷却器と庫内がくっついているもので、
フリーザーに霜がついてしまいます。

 

昔はこの方式の冷蔵庫が大半だったので、霜が着きやすかったのです。

 

間接冷却方式は、冷却器で発生した冷気を
ファンによって庫内に送るものです。

 

現在のほとんどの冷蔵庫で
この方式が採用されていて、霜がつかないので大変便利ですね。

 

又、自動霜取り機能も最新機種では
大半の機種に採用されています。

 

冷凍庫の霜が出来た時のなくし方は?

それでは、
もし霜が着いてしまった時には
どのようにして取ればよいのでしょうか。

 

ヘラで取る

ひとつは

ヘラでこそぎ落とす

という方法です。

 

このヘラはヘラは100均などで
売っていますからどこでも入手できます。

 

但し、大量に霜が着いている時には、
かなりの手間と時間がかかります。

こちらがそのヘラによる霜取りの動画です。

ドライヤーを使う

その2はヘアドライヤーを使う方法です。

 

これはヘラ使用より簡単で楽ですが、
怖いのは熱を加えても
冷凍庫が故障しないのかという点ですね。

 

メーカーでは
このような方法での霜取りは
想定していないでしょうから、
もし故障した場合には
おそらく保証は適用されないと思いますよ。

 

ヘアドライヤーは、
洗髪後の髪を乾かす以外にも
ジョギング後の靴の乾燥とか
色々使い道がありますね。

 

こちらがドライヤーによる霜取りの動画です。

 

より簡単な方法

以上のヘラやドライヤーを使う方法は
結構面倒なものです。

 

こちらは比較的手間暇がかかりません。

 

あくまでも『比較的』ですが・・・

用意するものは以下の通りです。

 

  • お湯適量
  • 厚手のタオル数枚(多い方がよい)
  • ゴム手袋

まず予めお湯を沸かしておきます。

 

作業にかかってから湧かしたのでは、
食品を常温の場所においておく
時間が長くなります。

 

次ぎに冷凍庫・冷蔵庫内の食品を
全て出します。

 

生ものなどはクーラーボックスに
入れれば短時間ならもつでしょう。

 

タオルを冷凍庫の下にひきます。

 

そしてお湯をかけるのですが、
このお湯の温度は沸騰寸前の
温度ではやけどの恐れがあります。

 

熱めのお風呂くらいが適温かと思います。

 

霜にお湯をかけ、溶けた水は
順次タオルで拭き取っていきます。

 

そして最後に乾いたタオルで
から拭きをして水分を完全に
拭き取ります。

 

このためタオルはできるだけ大量に用意しておくべきでしょう。

 

結び

冷凍庫・冷蔵庫に霜が着くと
冷却能力が落ちて食品が傷みやすくなります。

 

霜が着く原因は
熱い空気が冷たい冷却機に触れると、
温度差によって空気中にあった
水蒸気が飽和し、霜となるためです。

 

いずれにしても、かなり面倒ですので
できれば自動霜取り機能のある
冷凍庫・冷蔵庫を選びたいものですね。