12月

12月といえばの行事やイベント、記念日や花などネタの種を紹介!

寒さも本番の12月。

12月といえばの行事やイベントを見てみますと、文字通りの目白押し!

 

大晦日、クリスマスイブの両横綱に続いて、お歳暮に歳の市、年越し蕎麦、冬のコミケに紅白歌合戦と、大物がずらりと勢揃いしていますよ。

 

今回は、それらの行事に加えて、12月の旬の食べ物や記念日、さらには花などネタの

 

種を満漢全席、大皿に山盛りにして紹介して行きます!


12月のイベントとは?

 

12月のイベントとしては、クリスマスと大晦日が2枚看板で、この2つに関連した行事が多いのです、

クリスマス(12月24日・25日)

クリスマスは、まるでキリスト教に縁のない日本人にとっても、重要なイベントとなっていますね。

よく誤解されることですが、

クリスマスはキリストの誕生の日ではありません。

クリスマスはあくまでも、『キリストの降誕を記念する祭日』です。

では、降誕と誕生の違いですが、キリスト教における降誕とは、

神であるイエスが、人間の肉体を持って天から地上に降り、人間として生まれてきた

ことをいいます。

誕生は、元々人間である者が人間として生まれることですので、その違いは明かですね。

ではなぜその降誕の日が12月25日なのでしょうか?

新約聖書には、イエス・キリストの誕生日を特定する記述はまったくありません。

新約聖書は、イエス・キリスト自身の記述は全く無く、全てキリストのお弟子さん、或いは関係者による記述がなされています。

「キリストはこう語った」とか、「主はこうなされた」などですね。

その中にはキリストの降誕の日付に関する部分がないのです。

なのになぜそれが12月25日とされたかについては、こんな説があります。

12月25日は元々、古代ローマ帝国で盛んだった『ミトラ教(ミトラス教)』という、太陽神を信仰する古代宗教の『ナタリス・インウィクティ』と呼ばれる祭典が元になった、という説です。

この時期は冬至なので、一陽来福の太陽の再生が祝われたのでしょう。

それが後代にキリスト教が広まるにつれ、『イエスの降誕を祝う日』へと変わって行った、という説です。

こちらはクマさんのクリスマス動画です。

かわいいですね。

では、キリストの降誕(または誕生)は、何時なのでしょうか?

キリストの降誕(または誕生)は、何時?

 

キリストの両親は、母であるマリア(聖母マリア)とその夫のヨセフです。

母は神さま扱い(カソリックでは立派な神さま)なのに、父の方は只の人間というのは、性による差別であり、不当なのではないでしょうか。

と、どうでも良いことを考えたりしてしまいますよね。

この夫婦がこの時期(12月末)にベツレヘムにいたのは、当時ローマ帝国の行っていた人口調査に登録する為なのです。

そして、その頃身重だったマリアは、この滞在の間に子供を生んだとされているのです。

新約聖書の中には、「キリストが生まれた時には、東の国で誰も見たことがない星が西の空に輝いた」という記述があります。

この星はキリストが誕生したベツレヘムという街になぞらえて、『ベツレヘムの星』と呼ばれています。

この『ベツレヘムの星』は、東方の三博士にイエス・キリストの誕生を知らせ、ベツレヘムに導いたとされる星です。

マタイ福音書には、この星から霊感を受けて東方からエルサレムまで旅をしたとあります。

旅の途中でユダヤのヘロデ王に会った3博士は、「ユダヤ人たちの王はどこで生まれたのでしょうか」と尋ねたそうです。

ヘロデ王はは、自分にとって代わる王がいるのかと恐れ、3博士にその居所がわかれば教えるように命じるのです。

博士たちは星に導かれてさらにベツレヘムへの道を進み、星が止まった真下に、母マリアに抱かれたイエス・キリストを見い出しました。

ヘロデ王は、自分にとってかわる者を排除しようと思い、ベツレヘムとその周辺の2歳以下の男児を皆殺しせよと命令したのです。

しかし、ヨセフの夢に主の天使が現れ、このことを知らせたので、ヨセフはマリアとイエスを連れてエジプトへ脱出した、というのが、キリストの降誕の物語です。

もとより、史実としての証拠は全く無く、おそらくは後代のキリスト教関係者の創作と思われます。

このベツレヘムの星の正体ですが、彗星説、超新星説、惑星連合説など色々ありますが、星そのものがマタイによる福音書の著作者によるフィクションと考える人も多いようですね。

しかし、この突然星が現れたという現象を頼りに、キリストの降誕の日を推測している人もいます。

天文学者であるDave Reneke氏は、2008年に発表した説では、

キリストの降誕の日は紀元前2世紀の6月17日

の可能性があるとのことなのです。

これは、金星と土星が近づいた日をコンピュータを使って計算したことによるものですが、そもそも惑星同士の接近ではそのような明るい輝きはありえないという説もあり、これまた?ですね。

お歳暮(地域によって異なる)

お歳暮は意味合いとしては、ほぼお中元と同じで、日頃お世話になっている人への感謝の気持ちを贈るというものです。

時期は、東日本では11月下旬~12月20日前後、西日本では12月13日~20日前後が主です。

東日本と西日本でお中元の時期が違うのは、東日本は新暦の7月15日を基準にしているのに対し、西日本は旧暦の7月15日を基準にしているからだそうです。

又、お中元とお歳暮は両方贈るのが一般的ですが、金銭的に両方は負担が重すぎる場合は、お歳暮を優先すべきでしょうね。

両方贈る場合には、お歳暮の方をやや高めの品物とするのがマナーとされています。

冬コミ(12月の年末)

冬コミは、冬のコミックマーケットで、毎年12月下旬に開催されます。

コミックマーケットの略称が『コミケ』で、その又略称が『夏コミ』、『冬コミ』なのです。

コミックマーケットは、世界最大のコミック・ゲームの同人誌即売会ですが、単に同人誌の即売に限らず、コミックやゲームの情報発信の場となっています。

こちらはコミケでのコスプレ動画です。

いずれ劣らぬ美女ばかりですよ!

尚、一度コミケに行ってみたいという方にご注意いたします。

とにかくコミケはコミケます混みます!

自分のつま先さえ見えないというのは、大げさな表現ではなく、全くの事実なのです。

どうしても行ってみたいという場合は、夏コミより冬コミの方がまだましでしょう。

夏コミは

暑くて臭い!

からです。

夏コミはなぜ暑くて臭いかについては、以下の記事で紹介していますので、興味がおありの方はどうぞ!

8月といえばの行事やイベント、記念日や花などネタの種を紹介!

歳の市(12月下旬)

歳の市とは年末に立つ市の総称です。

元々は正月用の飾り物や、日常の雑貨、衣類などを商う実用的な市でしたが、現在ではお祭りの一種と変わっています。

地方により、暮市、節季市、ツメ市などともいわれています。

この歳の市には変わった伝説があり、森県三戸地方のツメマチには親に似た人が出るとか、長野県北安曇郡や上水内郡の暮市には山姥(やまうば)が現れるというものもあります。

又、羽子板市も歳の市の一つで、こちらは浅草寺の羽子板市が有名です。

江戸情緒溢れる歌舞伎の絵柄や、社会風刺、人気タレントなどを題材にした羽子板も多く、絵柄を見ているだけでも楽しめます。

こちらがその浅草の羽子板市です。

豪華絢爛という言葉がそのまま羽子板になったような、華麗な市の有様が楽しめます。

以下は大晦日の年越しのイベント・紅白歌合戦、除夜の鐘、年越し蕎麦(12月31日)です。

年越し蕎麦

大晦日といえば、まずは年越し蕎麦から始まります。

年越し蕎麦とは、大晦日の12月31日に縁起を担いで食べる蕎麦で、歳末の代表的な日本の風物詩ですね。

この年越し蕎麦は何時食べるかは特に定義はなく、昼ご飯に食べる人もいれば、夕食として食べる人もいます。

又も別名も

晦日蕎麦、大年そば、つごもり蕎麦、運蕎麦、また、大晦日蕎麦、年取り蕎麦、年切り蕎麦、縁切り蕎麦、寿命蕎麦、福蕎麦、思案蕎麦

と随分とあります。

この年越し蕎麦という風習は、江戸時代には既に定着していて、蕎麦は他の麺類よりも切れやすいことから、

「今年一年の災厄を断ち切る」

という意味で、大晦日の夜の年越し前に食べるものです。

現在でも、大晦日に年越しそばを食べる人は57.6パーセントもいて、日本の文化として深く定着しています。

年越し蕎麦に関する伝承には、年を越してから食べるのは縁起がよくない、蕎麦を残すと新年は金運に恵まれない、というものもあります。

こちらは創業200年という蕎麦の老舗の動画です。

紅白歌合戦

 

今更紹介するのも気恥ずかしい位の紅白歌合戦です。

NHKが1951年から大みそかに放送している番組ですが、日本を代表する人気歌手が多数出演し、さらにはゲストなども大物が選出されるため、常に高視聴率をたたき出しています。

歴代最高の視聴率は第14回(1963年)の81.4%という、驚異的なもので、紅白を見ない日本人は5人に1人しかいないという、とんでもない数字ですね。

そのエピソードもたんとあり、

第36回(1985年)

吉川晃司が歌唱中にセットを壊し、終了間際にギターを燃やした。

第42回(1991年)

とんねるずがパンツ1枚という衣装で登場し、木梨憲武は赤色、石橋貴明は白色に全身を塗っていた。

後ろを向くと、背中に「受信料を払おう」と書いてあった。(笑)

第43回(1992年)

本木雅弘が首に白い液体を入れたコンドームの形をした風船をいくつも巻き付けて登場し、演奏途中では尻を露出した。

第57回(2006年)

DJ OZMA(氣志團の綾小路翔)が全身肌色のボディスーツを着て股間の部分にキノコの模型をつけた姿で舞台に登場。

女性バックダンサーも同様の格好で全裸に見えたため、「公共放送で、しかもゴールデンタイムであることの配慮がない」としてNHKに苦情が殺到したとのこと。

総合司会の三宅民夫が番組中に「全裸ではない」と説明したが、その後、放送倫理・番組向上機構(BPO)から回答要請を受けた。

この影響によりDJ OZMAは活動を一時休止を余儀なくされ、その後も活動に大きな制約が掛かるなど尾を引き続け、これが最終的には2008年の「引退」宣言にまで繋がっていったとのこと。

などなど、話題になっていましたね。

こちらは記念すべき第1回のNHK紅白歌合戦の動画です。

第1回のNHK紅白歌合戦の動画

除夜の鐘

さてさて、年越し蕎麦も食べたし、紅白も見た、となりますと、次は除夜の鐘ですね。

日が変わり年が映る深夜0時を挟んで、その前後に鳴り響く除夜の鐘の音は、聞く者を感傷と追憶の世界に誘います。

この鐘は108回撞かれるのが通常ですが、なぜ108回なのかは数説あります。

一般的には煩悩説が有力です。

  • 眼(げん)・耳(に)・鼻(び)・舌(ぜつ)・身(しん)・意(い)の六根
  • それぞれに、好(こう:気持ちが好い)・悪(あく:気持ちが悪い)・平(へい:どちらでもない)があって18類
  • この18類それぞれに浄(じょう:きよらか)・染(せん:きたない)の2類があって36類
  • この36類を前世・今世・来世の三世に配当して108

となり、人間の煩悩の数を表します。

六根清浄(ろっこんしょうじょう)などといいますが、人間に具わった六根を清らかに保つことで、山伏の修行の際のかけ声としても使われます。

「懺悔、懺悔、六根清浄(さんげ、さんげ、ろっこんしょうじょう」というあれです。

又、立ち上がったりするときのかけ声として、「どっこいしょ」など言いますが、この『ろっこんしょうじょう』がなまったものという説があります。

もっとも、これは只の俗説のようですね。

こちらは京都知恩院の除夜の鐘です。

尚、初詣は『1月といえばの行事やイベント、記念日や花などネタの種を紹介』で紹介する予定です。

12月といえば?

12月と言えば、やたら忙しいというのが普通の人の実感だろうと思います。

でも嬉しいこともあり、ボーナスなどがその代表でしょう。

ボーナス

ボーナス(bonus)とは、もともとの意味はラテン語から来ていて、『良いもの』、『財産』という意味だそうですよ。

確かに非常に『よいもの』であることは間違いありませんよね。

ボーナスは、日本では夏冬に支給される賞与で、年収の重大な一環です。

しかし、欧米では、能率賃金或いは挙げた業績に対しての報奨金的意味が強いようです。

日本での歴史としては、江戸時代に商人がお盆と年末に奉公人に配った『仕着』(夏は氷代、冬は餅代といった)が由来のようです。

ボーナスの額としては、なんと563.9万円という凄い会社があります。

ヒロセ通商という独立系の外国為替証拠金取引(FX)大手で、小口の個人投資家向けが顧客の中心で、イギリスや東南アジアにも拠点を持つ会社だそうですよ。

その他にも、332.6万円という所もあります。

こちらはディスコという、半導体、電子部品向け切断、研削、研磨装置で世界首位のメーカーです。

このあたりの金額は、ボーナスというより年収と言われても納得する位の金額で、他の人はともかく私には全く無縁の世界ですね。

仕事納め

仕事納めとは、年末にその年の全ての仕事、業務を終える事を指す言葉です。

この日の翌日から仕事始めの日迄が年末年始休暇となります。

日本の官公庁では、行政機関の休日に関する法律があり、12月29日から1月3日までを休日とし、原則として執務を行わないものとしています。

そのため、12月28日が御用納めとなります。

仕事納めの期間まで法律で定めるとは、さすがお役所、いかに四角四面、杓子定規なのかがよくわかりますね。

仕事納めには、取引先などに翌年の営業日に関する連絡を行うなど、仕事始めに備えた準備を行っておくべきでしょう。

忘年会

忘年会の定義としては、「年末にその年の慰労を目的として行われる宴会」ということになります。

似たような風習は、台湾や中国、韓国にもあり、東アジアの共通する文化のようですね。

忘年会には、宗教的意味や特定の目的はないので、宴会ならなんでもよしという人には好評のようです。

忘年会の起源は不明ですが、こんな説もあります。

日本の忘年会の最古は、鎌倉時代に年末に行われた『年忘れ』と呼ばれる会のようです。

しかし、この会は連歌を読むのが目的で、現在行われている忘年会とはまるで違いますね。

現在の忘年会に近い形になったのは江戸時代で、一般庶民が一年間の憂さを晴らすために親しい者が年末に酒を酌み交わしたのが、今の忘年会に近いものでしょう。

今の『忘年会』とほぼ同じ形になったのは明治時代で、地方出身の学生と官僚が始めたそうですよ。

○○大賞の発表

年末になると○○大賞の発表があちこちでありますね。

この○○に入る言葉で最も有名なのは、『流行語』と『レコード』だと思いますが、その他にも、『本屋』、『手帳』、『マンガ』、『省エネ』、『読売演劇』など、およそありとあらゆる分野の言葉があります。

中には『遺言』や『ブラック企業』まであるのです。

その栄えある2017年度ブラック企業大賞には、株式会社引越社が栄冠を勝ちとりました。

特別賞は、大成建設株式会社と三信建設工業株式会社で、両社は受賞を記念してオリンピックのブラックメダルを制作する予定・・・はないと言っています。

その他の賞は、業界賞は新潟市民病院、ブラック研修賞はゼリア新薬工業株式会社、ウェブ投票賞は日本放送協会が目出度く授賞しています。

12月の生き物といえば?

12月の生き物には、カワセミやセキレイのようにとても美しい生き物が多いですね。

その宝石のような美しさを見てみましょう。

カワセミ

カワセミは、別名『ヒスイ』、『青い宝石』などとも呼ばれるほどきれいな鳥です。

メスのくちばしは赤い口紅を塗ったような華麗な色なのです。

魚取りが上手な鳥で、池、川など淡水域の水辺で餌をとります。

渓流や池沼などを見下ろす木の枝にとまっていて、水中の獲物を発見すると、水面をかすめて一直線に素早く飛びます。

一時は絶滅危惧種にもなりましたが、最近はその状況も回復して、都心の荒川などで見かけますね。

セグロセキレイ

セグロセキレイは体長が20~22cmと中型の鳥ですが、外国人バードウォッチャーには憧れの鳥だそうですよ。

それは日本ではよく見かける鳥なのですが、世界的には日本が主な生息地という珍しい鳥のためです。

「セグロセキレイを見るなら日本で」というのが、海外バードウォッチャーの合い言葉だとか。

得意技はフライキャッチングで、これは飛んでいる虫を空中で捕えるという、E難易度の大技なんです。

ハシブトガラス

ハシブトガラスは、通常は単に『カラス』と呼ばれる、カラスの代表です。

全長は57センチ程度の、全身黒色の大型の鳥です。

雑食性で、魚をはじめ、動物の死体、小動物、果実、人の出す生ゴミなどなんでも食べる貪欲鳥で、都会ではゴミを荒らすので嫌われていますね。

でも、本当は動物の死体などを食べてくれる掃除屋さんでもあるのです。

しかもカラスは非常に頭の良い鳥で、

  • 雪を水の代わりに浴びる『雪浴び』
  • アリを羽毛になすりつけたり、巣の上に伏せてアリにたからせる『蟻浴(アリの持つ蟻酸によって、ハジラミを退治する)』
  • 銭湯の煙を浴びる『煙浴』

など、いろいろな入浴方法を実行しています。

その頭の良さは、罠やカカシを簡単に見抜きます。

又、記憶力も高く、石や銃で狙われた経験があるものは、石を拾おうとしたり傘をライフルのように構えただけで逃げ出したりもします。

その反面、幼鳥から飼い馴らしたカラスは人間に非常によく懐くそうですよ。

トイレを覚えたり、飼い主の肩にとまって眉毛を丁寧に毛繕いしたり、さらにはキュウカンチョウのように人間の言葉を真似て喋ったりと、愛玩鳥としては最も優れた特性を持っています。

セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウは、外来生物法により要注意外来生物に指定されている帰化植物の代表です。

日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれているので、悪玉としてその名前を聞いたことのある人も多いでしょう。

しかし、その悪名は誤解によるところが多いようで、実際にはセイタカアワダチソウにとっては濡れ衣であったようなのです。

たとえば、気管支喘息や花粉症の原因とされていたこともあったのですが、セイタカアワダチソウは虫媒花で風媒花ではないので、花粉の生成量は少ないのです。

その上比較的重く形状も風で飛ぶのには不適のため、現在では無関係と考えられています。

 

12月のお花といえば?

冬に咲く花は少ないのですが、その中では水仙やプリムラが人気のまとです。

又、花ではなく観葉植物として、ポインセチアや金のなる木も知られています。

ポインセチア

初冬の花ポインセチアは、クリスマスのシンボルとして有名ですね。

花といっても実際には花をめでるのではなく、葉が見事な赤に染まるのが見所です。

クリスマスが近くなると花屋に鉢物が出回ることから、『クリスマスフラワー』と呼ばれて親しまれています。

原産国はメキシコとアメリカですが、スぺイン語で『ノーチェ・ブエナ』(素晴らしい夜)と呼ばれ、クリスマス・イヴの意味で知られるようになりました。

メキシコにはアズテク族というインディオが住んでいましたが、このポインセチアから解熱用の薬剤を作るなどして利用していたのです。

17世紀になると、カソリックのフランシスコ修道会の僧たちがタスコ付近に住みつき、

ポインセチアの『赤は聖なるキリストの血』、『緑は農作物の生長』を表している

として、誕生祭の行列に使うようになりました。

これらのメキシコの伝説を、アメリカ合衆国の初代メキシコ公使J・R・ポインセットが知りました。

彼は植物学者でもあったため、ポインセチアをアメリカに伝え、そのため彼の名前がつけられた、というのが、ポインセチアの名前の由来です。

金のなる木

金のなる木というと、いかにも景気の良い名前ですね。

この金のなる木は花ではなく、樹木なのですが、非常に珍しい名前の植物ですので、名前に惹かれて、取り上げてみました。

英語では『dollar plant』といい、葉が硬貨に似ているのが名前の由来です。

やはりお金に縁がある木なのですね。

日本で『金のなる木』と言われるようになったのは、栽培業者が五円硬貨の穴を頂芽に通して固定し、若枝が硬貨の穴を通ったまま成長するようにして、

いかにも金がなっているように見せかけた

という、一種の縁起物的な植物に仕立てたからのようですね。

プリムラ

プリムラは、花の少ない冬期にも、可愛らしい花を次々と長い間咲かせ続けるので人気の花です。

サクラソウ属の草花ですが、花の色や花型に多くのバリエーションがあり、数多くの品種がありますが、プリムラ・ポリアンサとプリムラ・ジュリアンが代表的な花です。

プリムラの別名としては、セイヨウサクラソウ(西洋桜草)があり、同じサクラソウ属でも日本のサクラソウ(桜草)はプリムラとは呼ばずに『サクラソウ』と呼ばれています。

西洋桜草の別名は、『マラコイデス』、『乙女桜(おとめざくら)』などがあります。

花の色は紫や赤と白、白などが多いようですね。

水仙

水仙も数少ない冬に咲く花の一つです。

花は白や黄色で非常に可憐で美しいのですが、有毒植物であり、毒成分はリコリンとシュウ酸カルシウムです。

中毒は初期に強い嘔吐があるので、大半が吐き出されるため症状が重篤になるのは稀ですが、たまにニラやあさつきと間違えて食べるという事件が発生しています。

水仙の語源は、漢名の水仙を音読みして『すいせん』となったのですが、

「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」

という中国の古典からきたものだそうです。

学名は『Narcissus』です。

ギリシャ神話の美少年の名前で、泉に映った自分の姿に恋をして 毎日見つめ続けたらいつのまにか1本の花になってしまった、という有名なお話がありますね。

これがナルシストの由来であります。

水仙は香水の原料にも使われる強い芳香があり、部屋に一輪飾るだけで、素晴らしい香りの空間が広がります。

 

12月の旬の食べ物といえば?

12月の旬の食べ物といえば、これはやはり年越し蕎麦でしょうね。

年越し蕎麦が旬というのもおかしなものですが、それでも『旬』にはちがいありませんから。

他にもタラバガニ、牡蠣、タラとおいしそうなものが揃っていますよ!

年越し蕎麦

国内産そば使用自家挽き蕎麦の越前蕎麦です。

自家製そばつゆ付きで20袋と、量もたっぷり!

挽いた蕎麦をすぐ麺打ちしているので、香りが逃げません。

ざる蕎麦でも天ぷら蕎麦でも、年越し蕎麦には好適ですね。

おでん

冬の定番、おでんです。

国産牛すじはじめ、野菜天、イカ天、餃子と、7種18個のたねがぎっしり詰まってます。

特製つゆも附属していますので、ただ温めるだけで、本格的な屋台の味が楽しめますよ。

タラバガニ

札幌朝市直送のボイル済み本タラバガニです。

しかも発泡スチロール箱にシュリンク包装という、念の入れ方で鮮度を逃がさないよう包装していますので、解凍するだけですぐ豪勢なタラバガニを味わえます。

タラ

これも冬の味覚の代表ですね。

白身魚の定番のタラは、あっさりして淡泊なのに、芳醇な味が特徴です。

そり真鱈の骨を取って食べやすくした切り身が12切れも入っています。

切り身になっているので包丁いらず、まな板いらず!

牡蠣

本場広島県産の大粒牡蠣のむき身が、1キロも入っています。

広島の牡蠣は水揚げ日本一、牡蠣の代表的産地が広島です。

牡蠣フライ、牡蠣鍋、バター焼き、牡蠣の炊き込みご飯と、いろいろ楽しめますね。

あん肝

あん肝とはアンコウの肝臓ですが、海のフォアグラとも呼ばれる貴重品です。

こちらは日本有数のアンコウ水揚げ港、島根県浜田港で水揚げされた新鮮なあん肝を使った製品です。

国産の安心安全の味をどうぞ!

焼き芋

寒い冬にたき火で焼いた焼き芋。

子供の頃の思い出が懐かしいですね。

鹿児島は種子島産のブランドサツマイモ『安納芋』は、甘みが強く、実が黄金色でしっとり柔らかいのが特徴です。

その安納芋を冷凍焼き芋としていますので、解凍して温めるだけで、子供の頃の追憶に浸れること、間違いなし!

かぼちゃ

カボチャは12月の旬の食べ物ではありますが、ここではナッツとしての『カボチャの種』を紹介してみました。

カボチャの種は、サクサクの食感と自然の甘みがフュージョンした、おいしいナッツですが、味以外にも健康食品として話題になっています。

アンチエイリアシング効果や疲労回復にも効果があるそうですよ。

12月の果物といえば?

12月の果物というのは、あまり数多くはありませんが、その幾つかを見てみましょう。

アボカド

アボカドは世界一栄養価の高い果物としてギネスブックに登録されています。

『森のバター』の異名があり、『食べる美容液』とも呼ばれて美容効果に優れた成分も含まれているのです。

各種ビタミンを豊富に含み、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防などの効果があると言われています。

こちらは本場メキシコ産の生アボカドです。

キンカン

キンカンも健康食品として古くから有名ですね。

ヘスペリジンという物質は柑橘類、特に皮の部分などに多く含まれていますが、毛細血管の強化や血中コレステロール値の改善効果があるとのことです。

特に風邪の予防や咳止め、のどの痛みを抑えるのに効果があります。

また、キンカンは皮ごと食べるので、ビタミン類を沢山摂る事が出来ます。

こちらはそのキンカンを、食べやすくておいしい甘露煮にした製品です。

グローコールマン

『グレコローマン』ではありません。

なので『伊調』という品種もありません。

グローコールマンはブドウの一種で、ロシアのコーカサス地方原産、日本では岡山県がその生産のほとんどを占めています。

寒い時期に食べるぶどうなので、別名『コタツぶどう』と呼ばれ、甘さはひかえめで、さっぱりとした味わいです。

こちらはその岡山県産のグローコールマンです。

さわやかな酸味が、冬のこってりとした料理にぴったり。

カクテルフルーツ

カクテルフルーツは、ポメロ(ブンタン)とマンダリン(オレンジ)との交配種で、アメリカ・カリフォルニア大学で誕生した品種です。

大学出のオレンジとは珍しいですね。

カクテルの語源はお酒とは関係なく、ポメロとマンダリンの交雑種ということで、カクテルとされたそうですよ。

酸味が少なくさっぱりした甘味が好評です。

 

12月の記念日といえば?

12月の記念日は、天皇誕生日を別にすれば、あまり有名なものはないのです。

その中では赤穂義士祭とか南極の日などという記念日もありますよ。

南極の日(12月4日)

実は南極の日は二つあるのです。

ひとつは、今回の12月14日の南極の日で、そしてもうひとつが1月29日『南極の日 昭和基地開設記念日』です。

12月14日はノルウェーの探検家、ロアール・アムンゼンが南極点に到達した日です。

この南極点到達は、英国のスコット隊と競争になりましたが、1911年の同日、アムンゼン隊はスコット隊に先んじて、世界初の南極点到達を成し遂げました。

一方、スコット隊は艱難辛苦の末、全員が遭難死をとげます。

元々アムンゼン隊は南極が目標ではなく、世界初の北極点到達を狙っていたのですが、アメリカ隊に先を越され、急遽目的を南極点に変更したのです。

この時、アムンゼンがスコットに送ったのが、「我南極に向かわんとす」という有名な言葉です。

スコット隊にしてみれば、アムンゼンは北極に挑む筈だったので、いわば不意打ちですね。

当時の英国人はだまし討ちとして大いに憤激しました。

そして、彼らの生死を分けたのは、アムンゼン隊は犬ぞり、スコット隊は人力のそり、という点でした。

しかもアムンゼン隊は、荷物が軽くなって犬が不要になると、その分の犬を射殺して食用にするという徹底した合理主義なのです。

世界一の愛犬国英国にしてみれば、とんでもない極悪非道の行為なのです。

そのため、今でもアムンゼンは英国で最も不人気なノルウェー人となっています。

赤穂義士祭(12月14日)

赤穂義士祭は東京都港区にある泉岳寺で行われる供養行事で、毎年、赤穂浪士の討ち入りの日である12月14日に開催されています。

赤穂浪士の討ち入りについては、改めて説明するまでもない、江戸中期の大事件です。

これは『仮名手本忠臣蔵』(通称 忠臣蔵)として、 人形浄瑠璃(文楽)と歌舞伎の代表的演目になっています。

勿論、史実の討ち入りとは人名始め大分脚色変更されていますが、日本人の感性にはドンピシャで合ったため、大ヒットとなりました。

その人気は、どんなに不況の時にも忠臣蔵をやれば必ず大入り満員になる、と言われている程なのです。

史実の浅野対吉良の争いは、どうみても浅野側に非があり、吉良側は明らかに被害者です。

ですが、忠臣蔵は勿論、後世の映画などでも浅野側に肩入れし、赤穂浪士たちの辛苦と復讐を賛美しています。

それが当時も現代も、日本人には受けるところなのでしょう。

このような大ヒット演劇で思い出すのは、フランスの戯曲と演劇の『シラノ・ド・ベルジュラック』との類似性です。

無論、内容やテーマはまるで違いますが、日本人とフランス人の感性には、似通った所があるように思えるのです。

『シラノ・ド・ベルジュラック』は、フランスの忠臣蔵で、これまたやれば必ず大ヒットなのです。

フランスの週刊誌のアンケートでも、最も人気のあるヒーローとして、シラノはダルターニャンと人気を二分しています。

『シラノ・ド・ベルジュラック』のテーマは、シラノの純愛と心意気(粋、いなせ)ですが、その心意気と粋は日本人の感性とも相通じています。

天皇誕生日(12月23日)

天皇誕生日は言うまでもなく、今上天皇の誕生日を記念する日です。

しかし、この12月23日の天皇誕生日は、2018年が最後になる可能性が大です。

というのも、2019年は、2月23日は皇太子徳仁親王の天皇即位前、12月23日は今上天皇の退位後のため、天皇誕生日はない、ということになります。

これまで、明治天皇と昭和天皇の誕生日は、それぞれ崩御後に『みどりの日(昭和の日)』(4月29日)と『文化の日』(11月3日)として祝日となっています。

一方、大正天皇の誕生日は、現在は祝日にはなっていません。

天皇陛下の退位に向けた特例法では、皇位継承時に天皇誕生日を現在の皇太子さまの誕生日である2月23日に改めると定めています。

現在の天皇誕生日(12月23日)には特に触れておらず、平日となる見通しなのです。

国立天文台が2月1日、2019年の祝日を発表しましたが、天皇誕生日は含まれていませんでした。

これは国立天文台によると、祝日法が施行した1948年以来、初めてのことだそうです。
ということなので、2019年は天皇誕生日なしという、異例中の異例の年になってしまいました。

 

結び

12月ともなると、寒さも本番となってきます。

その寒さのせいか、お花や果物は寒さの関係か、あまり多くはないようですね。

しかし行事は目白押しで、今回はその12月の大晦日、クリスマスイブ、お歳暮に歳の市、年越し蕎麦、冬のコミケに紅白歌合戦と、行事の紹介をいたしました。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です